Opinion : 久方ぶりの INTEROP (2015/6/15)
 

今回はヒマネタで。たまたま先日、打ち合わせの場所を INTEROP 2015 の会場に指定されたので、久方ぶりに幕張まで行くことになった。INTEROP どころか、幕張メッセに行くのも久方ぶりだったような気がする。

その INTEROP 2015。通常なら入場料 5,000JPY である (うわー)。

ところが、事前登録するとタダになるという (はい ?)。

もちろん、事前登録の際には住所・氏名・電話番号などの入力が必要なわけで、要するに「俺の個人情報は 5,000JPY ってことかい」。もっとも、各方面に盛大にばらまかれている (と思われる) 招待券で来ている人も少なくないだろうけど。


ところが会場に入ると「情報漏洩対策ソリューション」とか「標的型攻撃対策ソリューション」とかいう宣伝文句があふれている。でもって、景品を餌にして (失礼) アンケートの記入を求めているブースがそこかしこにある。

誰が最初にいいだしたのか、この業界、「ソリューション」という言葉が大好きである。これが軍事の世界だと、ソリューションとはミサイルや魚雷を撃つときの「解析値」のことになる。えらい違いである。

もちろん、資料や景品をもらったり、アンケートに応じたりすれば、事前登録の際に割り当てを受けた QR コードをピッと読み取られるので、誰がどこで何をやったかは一目瞭然になっていると思われる。(自分はやっていないけど、他の来場者の様子を見ているとそんな感じ)

そういうデータを出展者に提供することも商売のうちだし、来場者がそれを承知の上であれば、わざわざ目くじらを立てることではない… のだけれど、個人情報を売り渡しておいてセキュリティ ソリューションに関する情報集めに奔走するとなると、なんか矛盾したものを感じるなぁ。というのが正直なところ。

いやまあ、自分だってこの手のイベントでは、個人情報を何度も売り渡してるんですけどね。

そういえば、海の向こうではちょうどパリ航空ショーが開幕している。こちらもメーカー関係者・エアライン関係者・軍関係者などが集まって宣伝戦や神経戦を展開しているわけだけれど、自分とこに都合のいい話を吹聴して状況を有利に運ぼうとするのは、こちらの業界も同じ。

そういえばどこの飛行機メーカーだったか、この手のイベントなどの席で「いついつには交渉が決着して発注契約を締結できる見込み」といい続けて、いつになってもそれが実現せず、とうとう当初予定の三割ぐらいの商談でケリをつけられそうなメーカーがあったような。


話を INTEROP 2015 に戻すと。個人的に「ふえー」と思ったのは、ネットワーク機器の発熱が馬鹿にならないレベルに達しているという話。オフィスやデータセンターに限らず、飛行機の機内でも軍艦の中でも事情は似たり寄ったりのハズ。電車の床下に吊っている制御伝送系の機器も、そのうち「夏期の熱対策として箱を白く塗ります」なんてことになりはしないか。

その INTEROP 2015 の隣で、デジタルサイネージ関係の展示会をやっていた。話題になる割には、なかなかビジネスとして成り立ちにくい分野であるらしいけれど、テクノロジーの進歩だけは勝手に進む。

で、8K 動画のデモと称して、どこかのファッションショーの映像を流していた。足元から上半身に向かって拡大して見せながら「こーんなにきれいな映像です」とやっている。確かにきれいな映像だけれど、でもでもでも。

高精細の映像をでかいデジタルサイネージのスクリーンで流されたら、ますますお化粧やお肌の手入れや無駄毛の手入れをサボれなくなるんじゃないか ? なんてことを思ってしまった (←どうもピントがずれている)。

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