Opinion : 続・ 路線バスの敷居の高さについて考えてみた (2018/9/17)
 

以前に苦言を呈した 手前、良い事例を見つけたらフォローアップするのが筋だよね、というのが今回のお題。

この三連休のうち後の 2 日を使い、近畿地方の鋼索線乗りつぶしを断行してきた。ただし、南海高野線が台風被災でバス代行になっている関係で、南海鋼索線はパス。近鉄の 3 線と天橋立をターゲットに。

ただ、それだけだと費用対効果がよろしくないので (←ケチ)、桜井線の 105 系も騒がれる前に撮っておこうということで走り撮影を実施。天気には恵まれなかったけど。

で。この一連のお出かけの過程で、合計 5 回も路線バスに乗った。過去に例を見ない頻度だと思う。もともと、鋼索線はバスに乗らないとアプローチできないことが多いけれど、今回は近鉄の 3 線をまとめてやっつけるのに、バスでショートカットする手を使った。

と、それが本題ではなくて。その一連の作戦計画を立てる過程で、よくできているバス会社の Web サイトに遭遇した、というのが本題。


どこの会社かというと、奈良交通である。

全国のみならず海外からも観光客がやってくる奈良エリアが地盤。しかも、バスに乗らないと行けない場所が結構ある。だから、案内を充実させる必要性は高いし、そのためにリソースをつぎ込む動機もメリットもある。

何がありがたいかというと、バス停を名前で検索するだけでなく、地図でも検索できること。地図を表示すると、当該エリアにあるバス停がワーッと表示されるので、その中から出発地や目的地に近そうなやつをクリックして選択すればいい。

で、出発地と目的地の両方、それと日時を指定して検索をかけると、該当するバスの便のリストが出てくる。

のみならず、何が良いかと思ったか。出発地と目的地で検索方法を別々にできる。「出発地は近鉄奈良駅だから、"近鉄奈良" と名前で検索」「目的地は近所にランドマークらしきものがないから、地図上で探して選択」なんていう使い分けが普通にできる。

ちょっと気の利いていない設計者だと、出発地と目的地をワンセットにして「地図で検索」と「名前で検索」を別々に用意してしまいそうなものである。ところが奈良交通だと、前述したように異なる検索方法を出発地と目的地で使い分けられる。

すばらしい。こうでなくてはいけない。

といっても、開発にもテストにも実現にも、相応の手間と費用はかかっていると思われる。すべての事業社さんに、同じレベルのものを作れといっても、それは難しそう。

ただ、ひとつのエリアに複数の事業社さんが同居していることも少なくないのだから、案内・情報提供ぐらいは皆で連携してもいいんじゃないの… とは、前回に苦言を呈したときに書いた話だったような。


あ、そうそう。路線・時刻検索についてはベタ褒めだけれど、奈良交通さんにはひとつ苦言を呈したいことがある。

「バスの乗降方法について」の欄を見てもはっきり分からなかったので「ダメなのか」と思ったら、実際には Suica が使えたんである。使えるなら使えると、もうちょっと目立つところにはっきり書いてください、お願いします。

よくよく見て見ると、「ICカード乗車券『CI-CA』」のコーナーに行けば、「他の全国交通系 IC カードが使える」と書いてあるのだけど。でも、「ICカード乗車券『CI-CA』」という書き方では、自前の IC カードしか使えないように見えてしまいそう。

使えそうだと思ったらダメでした、というのよりは 65,536 倍ぐらいいいけれど、使えるなら使えると盛大にアピールしてもいいのでは。

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