Opinion : リトマス試験紙 (2019/04/01)
|
最初は別のネタを考えていたけれど、方針転換。
今日はただでさえ「エイプリルフールのいいネタを思いついてない」と悩んでいて (←そんなことで悩むな)、苦し紛れのネタ投稿をやりつつ、普通に仕事をしていた。
そこに降って湧いたのが新元号の発表。いや、もちろん、今日のお昼前に明らかになるのは分かっていたけれど、それよか目の前の仕事の方が優先度が高いので、そちらをせっせと片付けていた。そしたら、いつの間にやら発表になっていたというわけ。
その後の、いろいろな人のいろいろな反応を見ているうちに、この新元号の一件、ある種のリトマス試験紙的な役割を果たしているなぁ、なんてことを思った。
どういう方向性の人が、どういう反応を示すか、なんてことは、まぁテンプレ通りだから、いちいちここで書くまでもないと思う。たいていの場合、「ああ、あの人ならこういう反応をするよね、きっと」と思っていると、その予測からそんなに外れていない反応をしていた。
ただ、新元号に限らず、何かある度にブツブツ、ネチネチと言ってばかりいる人を見ると、なんか幸せそうじゃないなあと思う。
新元号に限ったことではないけれど、何か「スイッチが入る」ニュースやイベントや事件に接したときに、どれだけ落ち着きを保っていられるか、ユーモアのセンスを忘れずにいられるか。それを見事にいぶり出してしまうあたり、まさにリトマス試験紙。
とどのつまり、「怒りを乗り越えられない」んだろうなあ。
なんて書いている自分はどうだったかといえば、新元号を知るやいなや Twitter で駄洒落砲を二発ぶっ放していた。つまりは平常営業。
楽しいことがあれば、それはそれ。嫌なことがあれば、それはそれ。さまざまな出来事に直面する度に感情の起伏は発生するけれど、なるべく早急に平常時に戻すようにしている。というか、そう努めている。
だって、延々とネチネチ、ブチブチしてたら、周囲は不愉快だし、結果的に自分も壊れてしまうし。
ただし、平常時に戻したから忘れたのかというと、そういうわけでもない。本気で、「こいつは許さん」と思ったら、今度は 10 年経っても 20 年経っても、何かの拍子にポンと蒸し返すことはある。そういう事例は少ないけれども。
逆に、「闇の陰謀団」呼ばわりされたときみたいに、怒るどころか面白がって自ら名乗り始めるという、かなーり斜め上な反応をしたこともあったっけか。
あー、そういえば「環球時報被害者の会」は、まだそのままにしてるなぁ。ただ、これは問題の記事が仕事がらみの悪影響につながっても困るという種類のものだし、もうしばらくはこのままにしよう。
|
第一、誰かを批判したり叩いたりするのに、真正面からストレートに悪口をいったり罵倒したりするだけが能じゃない。それしかできないのは、ハッキリいっちゃえばボキャ貧だし、スキルが足りない。しつこいけど何度でも書くよ。
その辺、穏やかに流しているようでいて痛烈な皮肉が潜んでいるとか、ジョークに嫌みが紛れ込んでるとか、行間を読むと「おいおいおい」となるとか、それぐらいの芸は欲しいなあと思う。
たとえばの話、英国的な煽りや嫌みやひねくれジョークのセンスを学んでみてもいいんじゃないかなあ。と思ったところで、英国ネタの本を一冊買ってきていたのを思い出したので、後で読もうっと。
|