神々の館にて 〜 うちの PC 騒動記 (2003/2)
 

「Lubic」最終型完成 ?、の巻 (2003/2/22)

「Lubic」を組み上げて一週間ほどが経過。困ったもので、出来上がったブツを見ていると、いろいろと手直したくなってしまう。特に、アルミ材を突合せ固定している「角」の部分がどうも危険そうに見えて仕方ないのと、一段のコンパクト化を追求したいという欲求は押さえられなかった。
そこで、いろいろ思案した結果を取り入れて、組み直した結果がこれ。

Lubic の最終型 !? (1)
Lubic の最終型 !? (2)

まず、フレームの継ぎ方を変えて、端の部分を重ね合わせるようにすることで横幅を縮めた。つまり、横幅はフレームの長さと等しい 25cm になったわけで、以前よりも一割ほど縮んだ計算。でも、見た目はもっと小さくなったような気がする。

一方、内部レイアウトは大幅に変更し、電源をボトムに落とした上で FDD/HDD をフレーム内に落とし込み、上部に DVD-ROM ドライブを移設した。電源を小型化するとかなんとか工夫すれば、DVD-ROM ドライブもフレーム内に収まる可能性があるものの、どうせマザーボードがはみ出ているので、それをやるのは無駄。そこで、はみ出したマザーボードと DVD-ROM ドライブの高さが近いのを奇貨として、こういうレイアウトになった。また、ドライブ類がすべて近接したので、電源の配線がすっきりするという余禄もあった。
その代わり、配線や拡張カードのレイアウトは苦しくなったし、HDD の交換もやりにくくなった。二律背反の見本。

続・ギガギガ、の巻 (2003/2/21)

もう底値かと思った DDR SDRAM が続落しているのと、いよいよ Exchange Server などのインストールを開始するということで、調子に乗って 512MB の PC2100 DDR SDRAM を、もう 1 枚お買い上げ〜
当然、最強実験機のARTEMIS にインストールされ、これも 1GB RAM 搭載機になった。もう何でも来やがれ (笑)

アンチウィルス ソフトいろいろ、の巻 (2003/2/18)

CPU やメモリといったリソースが有り余っている自作機軍団と、「減価償却しなければならない」という足かせの故に更新が進まないノート PC 軍団の間の性能格差が、去年あたりから激しくなってきている。特に、ここのところ動作の不安定傾向が生じてきていた SELENE は、改善を要していた。

といってもこのマシン、以前から不安定だったわけではない。以前は UI を Luna にしていても重い気はしなかったし、クラッシュやハングアップが頻発していたわけでもなかった。おかしくなったのは、わりと最近の話なのだ。
特に、(いつもではないのだが) McAfee VirusScan Online の常駐監視サービスがスタンバイから復帰した際に吹っ飛んでしまうことがあり、「Security Center」の動作が重たく感じられるのも相まって、「McAfee 不信」が芽生えてきていた今日この頃。最新版では、もう少し改善されてるんだろうか ?

McAfee の名誉のために付け加えておくと、VirusScan Online だけが動作していたときには、何も不満はなかったのだ。おかしくなってきたのは Security Center が加わってきたり、バージョンアップが進んできたりした最近の話。しかし、有無を言わさず Seciruty Center がインストールされてしまうので、拒否することもできない。
あと、McAfee はメールを受信する際にその場でスキャンできないのも、不安要素になっていた。添付ファイルについては、開くためにディスクに書き出した時点で検知されるはずだが、受信時スキャンと比べると不安だ。

また、400MHz の CPU と 128MB の RAM という、さらにリソースが苦しい状況にある ARGES でも、ウィルス対策は必要だがリソースが苦しい、という困った状況になっていた。このマシンに NAV や McAfee が重すぎるのは、過去に試して実証済み。

そこで、他のアンチウィルス製品を試してみることにした。
まず、SELENE については、McAfee をアンインストールして、AVG 6.0 (Free Edition) を投入した。ARGES で AVG を試したときにはメモリを食いすぎてボツになったが、256MB の RAM がある SELENE なら耐えられる。それに、AVG ならメールの受信時スキャンができるのが嬉しい。

実際、McAfee をアンインストールして AVG に代えた SELENE は、ずいぶんと動作が軽快になった気がする。だいたい、McAfee の Security Center は起動がむやみに遅かったし、動作中も CPU パワーを妙に食っていたようで、ClearType や Luna をオンにしたら使い物にならなかった。ところが、AVG に替えてみたところ、ClearType も Luna も平気で使えるレスポンス。
変わったところでは、A Bone を終了させるときに「ログファイルの整理中です」といってもたついていたのが、AVG になってから解消され、スパッと終了するようになった (なんだそれ)
さらに面妖なことに、McAfee 使用時に C: ドライブを CHKDSK すると、フェーズ 2 の最後で「チェックを完了できない」といってコケていたのが、AVG に替えたら治ってしまった。
うーん、McAfee よ。いつからお主は、そんな疑惑のソフトになってしまったのだ。

一方、ARGES は軽さが最優先なので、まず V3 ウィルスブロックを数日間試した後、ウィルスチェイサーに替えた。ウィルスブロックもメモリ消費は少なかったが、ウィルスチェイサーは「軽さ」を売り物にしているだけに、さらにメモリを食わないし、動作も軽い。ただし、ウィルスブロックと違ってメール受信時のスキャンができないが、もともと実験用途が主体のマシンだから、これは問題なさそう。
ウィルスチェイサーは 3 ヶ月間の「お試し」ができるそうなので、このまま使ってみて感じが良ければ、購入に切り替えようと思っている (買ったところで安いしね)。ウィルスブロックも悪い印象はなかったが、別のマシンでも試してみて、もうしばらく様子を見るつもり。

それにしても。
アンチウィルスソフトが実際に機能して役に立つかどうかは、感染したファイルやメールが手元にやって来ないと確認できないのが、不便といえば不便。軍隊や災害対策と一緒で、「起きて欲しくない事態に備えておかなければならないけど、起きてみないと役に立つかどうかか分からない」わけで、なんだかなあ、と思う。

やはり只者ではなかった HPT366、の巻 (2003/2/16)

とりあえず、ABIT BP6 への Windows 2000 のセットアップは、事前の情報収集を徹底的にやったおかげで、ほぼスンナリとできた。とはいえ、Google で「ABIT BP6 Windows 2000」なんて入力してみると、先達の皆さんの苦闘の跡が垣間見えるわけで、皆さん、苦労なさってたんですねぇ…
(ちなみに、例の Windows Update が機能しない件の原因は、BIOS の日付を 1 年間違えて「2002 年」にしていたせいだった。バッテリを交換して BIOS を再設定したときに間違えたらしい。馬鹿)

で。せっかくだからというので、HDD をいろいろ交換して試してみた。いずれも BP6 オンボードの HPT366 に接続している。せっかくあるものだから、使わないのは損だという貧乏根性の賜物。

その 1。Quantum FireBall ST 2100AT。
これを HPT366 に接続して Windows 2000 をセットアップしたところ、パーティションを設定してファイルをコピーし、最後に「スタートアップ環境を構成し…」ているところで、コケた。スタートアップ環境の構成に失敗して、そこで万事休す。
Ultra ATA/33 のドライブなんだから、下位互換ってことで正常動作するかと思ったら、この有様。

その 2。IBM DTLA-305020。
ATA/33 対応ドライブが駄目ならということで、ATA/100 対応ドライブで勝負。今度はスタートアップ環境の構成に成功し、「しめしめ」と思っていたら…
再起動後にブルースクリーン。hpt366.sys が犯人だと表示されているから、どうしようもない。
後で調べてみたら、HPT366 と DTLA シリーズの相性問題というのは、結構メジャーな issue であるらしい。Feature Tool でモードを強制的に落とせば対処できるという話もあるようだけど、そこまでする必然性もない。

さすがに、手持ちの全部のドライブを試す根性はなかったし、そもそも Celeron/433MHz のマシンに最新・最強のドライブを奢るのも無駄。そんなわけで、結局は最初に使った IC25N030ATCS04 に逆噴射。同じ ATA/100 対応ドライブでも、これだと何の問題もないんだよなぁ…

- やはり、HPT366 は只者ではなかった -

半自作ケース (?) の巻 (後編) (2003/2/15)

前日、とりあえずフレームを組んで、マザーボードを取り付けたところまでで終わってしまった。電源、DVD-ROM ドライブ、FDD、HDD をどう組み込むか、という厄介な課題が残っている。
ドライブ類は振動が気になるので、カンチレバー (片持式) にはしたくない。ちゃんと両側でガッチリ支えてやりたい。あと、DIMM、拡張カード、メモリについては、いちいちバラさずに交換や追加ができるようにもしておきたい。
と、そんな難しい要求を、一辺が 25cm そこそこの立方体で実現してみた。

まず、マザーボードの横の空間、もっとも下の底面フレームに接する部分に、HELIOS から召し上げた DVD-ROM ドライブを取り付けた。(HELIOS には、代わりに東芝の SD-M1712 を奢ってある)
ドライブは両側を「Lubic」付属のL 字金具で固定していて、一方は底面の「枠」を構成するアルミ材に、反対側は「枠」の中間に追加したアルミ材の梁に取り付けた。もちろん、左右合計 4 ヶ所でガッチリ固定してある。なにせこのドライブ、振動が結構激しいのだ。

DVD-ROM は底面にガッチリ固定

次に、もっとも厄介な電源。小型の FlexATX や SFX 電源を使えば少し楽になるが、そこらの ATX 電源より高いことが多いし、-5V が給電されていない製品が少なくない。そんなわけで、場所を食うのは承知で、HELIOS の電源を ATX12V 対応の ATX 電源と換装し、浮いた Varius 335 を取り付けた。
取り付けに際しては、まず側面に梁を 1 本追加している。この梁には、内側に向けて突出するように L 字金具を取り付けてあって、これが電源の底面を支える仕組み。ただ、それだけでは電源を固定できない (ネジ穴がないから) ので、後部で柱になっているアルミ材にも L 字金具を 2 個所増設し、そっちで電源をネジ止めした。
つまり、電源は後部の片側を梁に接した状態でネジで固定され、さらに側梁で重量を受けているというわけ。

電源は後部にネジ止め

最後に、FDD と HDD。これらは幅が同じなので、ドライブベイ増設用のアルミ板 (\980-) を買ってきてドライブを挟み込み、上端の側梁と中間に追加した梁の間に取り付けた。アルミ板の中間を左右でそれぞれ梁に固定して、上側にはみ出した部分には HDD、下側にはみ出した部分には FDD を取り付けてある。
常識的に考えれば FDD が上なのだろうが、FDD は使用頻度が低いし、そうそう交換することもない。むしろ HDD を交換する可能性の方が高いと判断し、交換しやすい上側に HDD を持ってきた次第。

FDD と HDD はアルミ板で強固に固定

ケーブル類の結線は、それほど難しいことはなかった。容積的に厳しい分だけ、長さが問題になることはない。ただ、BP6 のオンボード IDE と FDD のコネクタは全部のピンが生えているタイプで、逆差し防止のためにピンを 1 本埋めてある最近のフラットケーブルだと取り付けられない。おかげで、DVD-ROM と FDD については、全部のピンが空いている古いケーブルを探し出す羽目になった。

ちなみに、HDD は BP6 名物の ATA/66 コントローラ・HPT366 用のコネクタに接続しているが、なぜかこちらはピンが 1 本欠けているので、手持ちのケーブルで用が足りた。
ちなみに、使用した HDD は HELIOS から召し上げた、2.5in の IC25N030ATCS04。「カネをかけない」コンセプトに則り、もっとも性能が悪そうなドライブを召し上げたというわけ。なにせ、HPT366 を使ったところで ATA/66 だ。最新の高性能ドライブをアサインするのはもったいない。

最後に、なくてはならないイーサネットのアダプタ。普通なら Intel の PRO/100S あたりを買うのだが、なにせ今回は「カネをかけない」のがコンセプトだったので、ツートップで corega の蟹さんチップ使用製品・FEther PCI-TXC を \680- で買ってきた。なにせ蟹さんだし、値段が値段だから性能は大したことないと思うが、とりあえずつながれば宜しい。

とりあえず完成 !

全部組み上がったところで、総仕上げとして Windows 2000 Server をインストールしてみた。メーカーの御託宣通り、HPT366 BIOS のバージョンに合わせて Ver.1.26 のドライバを探してきて使い、セットアップ中に F6 を連打して、ドライブが見つからないといわれたところでディスクからドライバを読み込ませたところ、ちゃんと HPT366 に接続された HDD が認識され、セットアップが終わった。
ただし、BIOS セットアップで APM を無効にしないと、ACPI マルチプロセッサ PC にならないというトラブルに遭遇した。これを解決した後は、何の問題もなくセットアップされ、休止状態も使用できた。
最初はトラブル続きで皆を泣かせた HPT366 も、さすがに最近では、それなりに枯れているんだろうか ?

ついでに、IE6.0 SP1 と Windows 2000 SP3 をインストールしたのはいいのだが、最後の最後になって、珍妙なトラブルが発生した。それは

Windows Update が実行されない

というもの。スキャンさせても「更新はありません」といわれてしまう。なんだこりゃ。
そのうち、ヒマになったら原因を追及してみようと思う。

半自作ケース (?) の巻 (前編) (2003/2/14)

ABIT BP6 を手に入れたのはいいのだが、マザーボードだけでは動かない。実験機として使い続けようと思ったら、必要なパーツを集めて、マトモな形に組まなければいけない。
しかし、このマザーボードは ATX マザーとしても大きい部類に入るし、ただでさえ大柄な箱が多い ATX ケースをこれ以上増やしたくない。できれば、占有床面積を ATX マザーの面積と同程度に納めたいが、それは市販ケースでは不可能な相談。かといって、自作ケースで極限まで小型化した箱を作るのは、自分の不器用さを考えると躊躇するものがあるし、「箱」が余分に鎮座するのは同じ。

ということで、何日も堂堂巡りを繰り返している状態で、仕事の帰りに秋葉原に立ち寄り、「何かいいものはないか」と、あちこちのショップを徘徊してみた。そして、ツートップで発見したのが、株式会社創朋の「Lubic」。
御存知の方は御存知のとおり、これはアルミ製のフレームをネジ止めして組み立てて、好みのレイアウトにパーツを組み付けられるという代物。PC ケース用だから、ちゃんと電源/リセットのスイッチと Power/HDD の LED を一体化したパネルまで付いている。これなら、用がなくなったらバラして保管すればいいし、一辺が 25cm の立方体だから、組み上げても大したスペースは食わない。かくして、即決で購入。

「Lubic」の箱

「Lubic」を組み上げるには、まず、20 本あるアルミ材の溝に、それぞれネジ止め用のプレートを差し込み、付属のボルトで固定する。それを、L 型金具で接合してネジ止めしていくわけだ。
最初にアルミ材を 4 本ずつ使って四角い枠を 2 組み作り、それを残り 4 本のアルミ材を柱にして連結して、立方体を作ってみた。

まず、立方体を組み上げる

問題は、ここにマザーボードをどうやって取り付けるか。本来、標準仕様の「Lubic」は MicroATX 用なので、組みあがった 25cm 四方の立方体の中に、フルサイズの ATX マザーは完全には収まらない (ただでさえ BP6 は面積が大きいのだ)。かといって、マザーボードをフレームの上に載せてしまうと邪魔くさいし、拡張カードを固定するのが難しくなる。
いろいろ試行錯誤した結果、マザーを通常とは逆さの向きに設置して、ISA スロット部分だけをフレームからはみ出させると、コネクタが柱に邪魔されることもなく、うまく収まると判明。(通常の向きだと、USB コネクタがフレームと支障してしまう。パラレルやシリアルなら放置するところだが、USB が使えないと困る)

普通の向きではコネクタが支障する

そこで、余っている 8 本のアルミ材から 2 本を割いてマザーボード固定用のスタッドを取り付けて、位置合わせしてフレームに取り付けた上で、そこにマザーボードを固定。そして、拡張カードの固定用に柱を 1 本増設し、ネジを緩めるとスライドできるようにした。カードを脱着するときは柱をずらして場所を空け、カードを取り付けたら柱を元の位置に戻し、カードのバックパネルを押さえつけて固定する仕組み。PCI スロット #4 が柱に邪魔されて使えないが、どうせ実験機だから、スロットを全部使うことはない (はずだ)。

マザーボードは逆立ち配置に

電源スイッチは、マザーボードの端がはみ出している部分の脇に、マザーボードと同じ方向にはみ出させて取り付けた。こうすれば、はみ出しの向きがすべて揃うので、不用意に手なんかを引っ掛けてパーツを壊す危険性が減る。立方体だから置く方向の自由度はあるので、マザーボードともども、上にはみ出させた。

ここまで組み上げたところで、(懸念していたこととはいえ) やはりフレームに歪みが出てきた。治具で位置合わせして組んでいるわけではないから、ネジ止めを進めるに従って力のかかり方がアンバランスになって歪むわけだ。そこで、大まかなパーツのレイアウトが確定したところで、また「立方体だけ」の状態にバラした。
そして、定規で寸法を測定しながらドライブ固定用のアルミ材を追加し、歪みが出ないように調整しながら残りのパーツを組み付け直す。

最後に、歪みが出ていないことをフローリングの床の上で確認した後、接合用の L 字金具を空いている角の部分に片っ端から取り付けて、接合部分を強化した。もともと機械工学科の出身だから、こういうことを考えるのはお手の物♪
あと、CPU #2 と DIMM に挟まれて冷却が苦しそうだった CPU #1 のクーラーを、Celeron/800MHz 用のリテールクーラーと交換。相変わらず、金具がメチャクチャに固いのだが、なんとかマザーを壊さずに取り付けることができた。

この状態で追加しなければならないパーツは、DVD-ROM ドライブ、HDD (これは手持ちの 2.5in を流用)、FDD、NIC、そして電源。これらを、できるだけフレームからはみ出さないように押し込みたい。小型の FlexATX 電源を使えばなんとかなりそうだけど、さて、どうしたものか。あまりカネをかけたくないしなぁ。
なんてったって、ビデオカードからして余剰物資の Matrox Millenium (4MB) という調子なのだ。

BP6 を大掃除、の巻 (2003/2/9)

ひょんなことから、借り物 BP6 は、余剰になった Varius 335 電源とのトレードで、そのまま拙宅に居着くことになった。
こうなると、拙宅の基準に合わせてメンテナンスし直さなければならない。

そこで、まずは CPU クーラーを取り外してみようと思ったら… クーラーが CPU から剥がれない。マイナスドライバーでそっと引き剥がしてみたら、熱伝導シールがベタベタになっていた。あちゃー。
そこで、クーラーと CPU のそれぞれについて、熱伝導シールをすべて剥がすことに決定。簡単にベロッと剥がせる代物ではないので、少しずつこそげ取るようにして取り除き、後はアルコールで拭いて綺麗にした。(こういうとき、PPGA パッケージの Mendocino・Celeron だと、少々手荒に扱っても平気だから助かる。これが FC-PGA パッケージの Coppermine・Celeron だとお手上げになるところだった)

完璧にクリーンにはできなかったが、なんとか我慢できるオーダーまで熱伝導シールの残滓を取り除いたところで、改めて CPU に例の銀配合シリコングリスを塗り、CPU クーラーを載せ直した。実は Socket 370/Socket A 用のクーラーは幾つも余っているのだが、BP6 は CPU 周囲の空間が狭く、載るものが限られる。Celeron/800MHz のリテールクーラーは載りそうだったけど、片方だけ冷却能力が上がっても馬鹿馬鹿しいということで、結局、元のクーラーを両方とも載せてしまった。

でも、後で調べたら、BP6 では片方の CPU だけ温度が上がることがよくあるらしい。CPU クーラーのフィンが平行に並んでいて、互いに熱風を吹き付け合っているのだから無理もないか。とはいえ、たかだか 433MHz 程度の CPU。当節の GHz 単位と比べれば「屁」みたいなものだから、これでヨシとすることにした。

後は、システム BIOS と HPT366 (ATA/66 コントローラ) の BIOS を、それぞれ「RU」と「Ver.1.26」に更新し、最後にバックアップ用の CR2032 電池を交換して作業完了。ただ、FDD の読み取りエラー続発が気になるところで、読み取りに失敗したり、FD ブートができなかったり。(じゃあ、どうやって BIOS 更新したのかって ? MS-DOS で起動する HDD を使ったのさっ !)
これは、後でネットを徘徊していたら、FDD との相性問題があるらしいという記事を発見。使ったのは ALPS 製だったと思うけど、BP6 は TEAC 製の方が相性がいいらしい。なんてこった。

bare server、の巻 (2003/2/8)

Windows Server 2003 がらみで実験したいことがあり、さる筋から ABIT BP6 なるマザーボードを借りてきた。例の、物議をかもした "Dual Celeron" マザーである。
借りたのはマザーと CPU だけで、RAM は手元に余っている PC66 SDRAM (64MB + 32MB×2)、ビデオカードは名機・Matrox Millenium、電源は前日の換装で余った Varius 335、さらにキーボードにマウスと、余剰物資をかき集めて使った。

ただ、一時的な実験用なので、いちいちケースに組むようなマネはしたくないし、組み付けるパーツも最小限にしたい。そこで、HELIOS でハードディスクを 1 個フォーマットし、C: ドライブにインストールした MS-DOS 6.2 で起動できるようにしておいて、そこに Windows Server 2003 の CD-ROM の中味を、1 時間以上かけてコピーしてから HDD をリムーバブルケースから取り出し、BP6 につないでみた。HDD から MS-DOS でブートして WINNT.EXE を走らせようという算段で、これなら CD-ROM ドライブも FDD も要らない。

ところが、いざセットアップにかかったら、EULA (End User License Agreement) を表示させるところで「EULA が見つからない」と叱られてストップ。仕方なく、HELIOS をバラして DVD-ROM ドライブを外し、これも BP6 に接続して CD ブートでやり直し。
その次には、USB キーボードだとセットアップの途中でキー入力を受け付けず、先に進めないと判明し、今度は PS/2 キーボードを引っ張り出してくる羽目に。小規模にやりたいと思っていたのに、どんどん話がでかくなる。
こんな調子で悪戦苦闘した挙句、最後には Windows Server 2003 を起動させることに成功したので、とりあえず目標は達成。

剥き出し BP6 と、その他の機器

それにしても。
なにせ「一時的環境」だからということで、剥き出しの状態でマザーと電源と HDD と DVD-ROM ドライブを接続し、マザーボードの電源投入ピンを金属で短絡して電源を ON/OFF するという超アバウトな環境。こんなんでも、ちゃんと Windows Server 2003 が動くのだから、面白いというか、なんというか。

最後に、勢い余って Active Directory のインストールに取り掛かったところ、「TCP/IP が正しく構成されていない」と称してストップ。確かに、NIC をインストールしていないから無理もない。
しかし、この解決策は簡単で、手作業で「MS Loopback Adapter」を追加すればいい。かくして、ドメインの構築にも成功。

ただ、素の状態でも 100MB 以上のメモリを食っているだけに、CPU パワーの不足と相まって、Celeron/433MHz + 128MB RAM でドメイン コントローラとして動作させるのは辛い。Windows XP の経験からいうと、どんなにショボいサーバを作る場合でも、500MHz 以上の CPU と 256MB の RAM は最低要件といえそうだ。


それは静穏化のためならず、の巻 (2003/2/7)

打ち合わせで秋葉原に出向くことになったので (秋葉で打ち合わせするというところが、いかにも業界的というか何というか)、ついでにツクモに立ち寄って、TORIKA の 300W 電源と、スマートケーブル 2 本を購入。投入先は HERCULES

といっても、静穏化が目的ではなくて、ただ単に ATX12V 変換コネクタでお茶を濁すのをやめて、ちゃんとした P4 対応電源に替えよう、という話。本当は、2 ファン構成の電源があると排気能力が向上して嬉しいのだけど、MT-PRO700 Betty 335 の電源ユニット搭載方向だと、ファンが外壁の方を向いてしまって具合が悪い。
そこで、シンプルな 1 ファン構成の電源で我慢することにした。MT-PRO 1200 みたいに、電源の向きを変えられる設計になってると嬉しいのだけど、MicroATX でケース内のスペースが狭いから、それは無理か。

で、実際に取り付けて稼動させてみると、電源そのものは静からしいのだけど、CPU クーラーのファンと排気用の Windy 60 の騒音が相変わらずなので、全然静かにならなかった (爆)
ただ、スマートケーブルの方は確実に匡体内部の風通しを良くしてくれそうな感じなので、夏になったら効いてくると思う。

ギガギガ、の巻 (2003/2/4)

「メモリ相場急落」のニュースを受けて、税務訴訟の作戦会議をやった帰りに秋葉原に立ち寄って、ツクモで 512MB の PC2100 DDR SDRAM を 1 枚買った。お値段 \7,777- なり。

本当は、もっと買ってもよいのだけど、「ないと困る」のではなくて「余裕を持たせたい」という領域の話だから、実験機まで 1GB RAM にする必然性が薄い。むしろ、RAM がむやみに多いと、Windows を休止状態にするのに時間がかかって困る。
(特に ARTEMIS では、Windows Server 2003 が休止状態に入るのが死ぬほど遅い。富士通の HDD だと、そうでもないみたいなんだが…)

そんなわけで、とりあえず HERCULES だけ、1GB RAM 体制にした。これで、PhotoShop でデカい画像を扱ったり、大量の XML 文書をパースさせたりするのに気が楽になる。

ついに 1GB RAM 搭載機が出現

USB デバイスが正しく動作していません、の巻 (2003/2/1)

仕事の関係で、新兵器の Canoscan D1250U2F を ASTERIA に接続してみたら… 正しく認識してくれない。デバイス ドライバをインストールしても「USB デバイスが認識されていません」ときた。
そりゃまあ、このスキャナが自作機では動作保証されていないのは分かっている。でも、HERCULES では何の問題もなくサクサクと動作してくれていたところだ。こうなると怪しいのは、ASTERIA で使っている SiS650 チップセットということになる。

特定業務用の周辺機器で、往々にして「Intel チップセットしか動作保証しません」というケースがあるのは知っている。まさか、それが我が身に降りかかってくるとは思わなかったが、現に Intel 845G だと正常動作、SiS650 だと駄目、という事例が目の前にあるのだから仕方ない。モノがモノだけに、BIOS 更新で解決するという問題でもなかろう。

もっとも、SiS650 でも USB 1.x デバイスだと動作しなかった経験はないから、このチップセットに USB 2.0 デバイスを接続したときの動作に問題があるのだと思われる。(D1250U2F は USB 2.0 対応だ)
なにしろ、自分で結線した正面コネクタでも、もともと結線されている背面コネクタでも同じように駄目なのだから、組み立て方に問題があったとは考えにくい。くさいのはチップセットと考えるのが自然というものだ。

やれやれ。これだから Intel 以外のチップセットは嫌なんだ。Polo Quatre に入る Intel チップセットのマザーがあったら、取り替えちゃおうかな。でも、背面コネクタの配置が合うかどうかが問題だな。

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