本日のターゲットは、我が愛しの安比高原。ここでは目下、昨今の降雪続きを受けて、滑走可能なコースを拡大中。それを見越して 2 日目に回したのが大正解だった。
普通なら、ベースの白樺ゲレンデで 1 本流すのだが、今回はいきなりゴンドラに乗り、迂回ルートのヤマバトコースで足慣らし。理由は簡単で、拠点になった安比プラザから、ゴンドラ駅は近く、第 1 クワッドは遠い。
ただ、ヤマバトコースの山頂区間は強風に曝されやすく、今日もなかなか先に進めない。体重が軽いと損だ。そこを途中まで降りてみたら、第 3 リフト C 線が動いている。カッコウ/キツツキは、まだクローズだったのでは… と思ったが、現に人が乗っているのだから、乗ってもいいのだろう。
上がってみたら、西側のキツツキコースはクローズだったが、北側のカッコウコースは今日からオープンだった。カッコウには初めて来たが、いい感じの中斜面。しかもスキー専用だからバーンが荒れない。雪も程よく柔らかくて、切れを強めた大回りで 2 本滑ってしまった。イエティや昨日の雫石ではコース幅が狭くて、なかなか大回りを練習できなかったもんで。
その後、ヤマバトコースに戻って下り、今度は第 2 リフト A 線にトラバース。さらに第 3 リフト A 線にトラバースして、ハヤブサコースの第 3 区間で横滑りやスキッディングの大回りを 1 本、同じリフトで、今度はオオタカコース第 3 区間 → 同第 2 区間 → 白樺ゲレンデと、大回りや小回りを織り交ぜながら、ベースに戻って昼飯。
昼飯の後、またゴンドラに。ザイラー方面を偵察してみようという思惑で、手に負えなければセントラルに戻ればよい、という算段。まず、ザイラーロングに突撃してみたら、相変わらず圧雪していないようで、かなりの凸凹。ただ、昨日の雫石よりはマシだった。
こうなると、スキッド & カーブでは、後半の山回りで板が走り過ぎて危ない (朝里川でも同じ目に遭っている)。実際、1 回転倒してしまった。途中から斜度が緩くなってくると、荒れていてもそれなりに滑れる。ベースまで降りるとたるいので、ザイラークワッドに。
そのザイラークワッドから見ていたら、左手の第 2 ザイラー B を降りてくる人がいる。ちょっと待て、このコースに入るにはセカンド第 2 しかないはずだ。ひょっとして、セカンドゲレンデが開いたのか ? 開いたのか ?
駄目元で、ザイラークワッドを降りてから左に向かってみたら、なんとセカンド第 2 が開いていた。実は今日からオープンで、安比で一番好きなこのコースを、オープン初日から滑れるという幸運。ただ、この辺になると東斜面なので、まだ雪付きがよくなくて、あちこちでブッシュが出ていた。
そのセカンド第 2 で、他のパターンに加えて、カーブ & スキッドを練習する。ターン後半で体の向きを工夫してみたら、だんだんと感じがつかめて来た。このセカンド第 2、オープン初日、しかももっとも奥のコースで人が少ないので、下の方に行ってみたら、まだコース端は新雪パフパフ。すばらしい。
セカンド第 2 で何本か滑った後、休憩のためにベースに戻る。ただし、セカンドから直接戻るルートはないので、ビスタクワッドで上がった後、「セカンド第 2 → 第 2 ザイラー B → ザイラーロング中部 → ザイラークワッド → ザイラーロング上部 → 第 1 ザイラー A → セキレイ → ハヤブサ → 白樺」とつながなければならない。ハヤブサの最上部・第 4 区間が、この日の午後から開いたばかりの非圧雪・ボコボコで自分の手には負えないせいだが、めんどくせー。
この、2 度目のザイラーロングで、さっき練習したカーブ & スキッドを試したら、かなり悲惨な滑りながら、今度はコケずに降りられた。ところが、その先の第 1 ザイラー A で、新雪に足をとられて大転倒。起き上がってみたら、外れた板が 5m ばかり上に転がっていた。ノソノソと板を回収してから、残りの行程をこなしてベースに戻る。
いい調子で滑り過ぎて疲れてしまったので、ジェラートをいただきながら休憩した後、白樺ゲレンデで大回り・中回り・小回りを使い分けながら、3 本滑って撤収。板に何本か傷がついてしまったけれど、実り多き 4 時間半だった。

10 ヶ月ぶりの安比高原。新雪が降り続いていた
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ヤマバトコースの出だしは、幅が狭い上に人が多い。ただ、強風だと先に進めないので、ちょうどいいかも
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第 3 リフトを降りたら、地元のレーサーに続いてカッコウコースを目指す
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カッコウコースは、斜度も幅もいい感じ。バーンがフラットならカービング天国
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ハヤブサコースの第 4 区間は非圧雪のモサモサ
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本日オープンのセカンド第 2 コース。まだモサモサ
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同じハヤブサコースでも、第 3 区間から下はフラット
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その第 3 区間には専用のリフトがかかっているので、繰り返し滑走に便利。ただし、のろいペアリフトなのが難点
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第 3 リフト A/B を挟んで、ハヤブサコースと平行するオオタカコース。スクールレッスン中だけど、よく見たらマンツーマン。いいなー
左手の奥に分岐するのはカケスコース。フラットで空いている緩斜面
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そのオオタカコースを下ると、唯一、ベース以外の場所にあるゲレ食・レッドハウスがある (ラーメンが名物らしい)。その右手が、第 3 リフト A/B の乗り場。
この先のオオタカ第 2 区間は、初めて安比に来たときにパラレルを練習した、思い出のバーン
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宿敵・ザイラーロングコース。斜度がややきつめなのはともかく、コブになりやすいので手ごわい
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そのザイラーロングの途中から分岐する第 1 ザイラー C は、まだクローズだった
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宿敵・ザイラーロングコース (その 2)。今だったら凸凹のうちに入らないコンディションだけれど、当時はまだ手ごわかった
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ザイラーロングコース中間部。この先は緩斜面が続く
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セカンド第 2 コース下部のコース端。この新雪パフパフぶりといったら !
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新雪が食い荒らされた跡。雪不足で泣いていた地域の人が見たら、泣きそう
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