スキー日記 (2006/03)
 

■ 2006/3/30 (吹雪) Day 35 : GALA 湯沢

寒波が来るというので、安比に行こうかと考えていた。ところが、降雪の状況がはっきりしない。直前に気温が上がって雨が降っている様子だったので、冷え込むのに降雪が乏しいとガリガリのアイスバーンになってしまう。そんなところに高いカネを使って出撃したら凹んでしまって立ち直れないので、様子見を決め込んでいた。

そして 30 日。現地の天気を見て突発的に思い立ち、K21 編成の 405C で GALA 湯沢に出動。「びゅう」は前日までに申し込まないと駄目だから、当日でも買える「GALA 日帰りきっぷ」にした。

行きの新幹線では、いささか自己チューなおっさんがいて不愉快な目に遭わされたものの、現地に到着してみたら、そんな不愉快はもはや些事。最初は小雪が舞う程度だった天候が、昼飯を食べ終えた 12:30 過ぎから吹雪に変わった。もちろん、ハイシーズンに比べれば重たい雪ではあるものの、この時期のこの場所としては文句なし。

この天候のおかげで、最初は固かったバーンが、あっという間に全面パフパフになってしまった。そこを狂喜乱舞しながら滑りまくってウハウハ。国士無双というか、ストレートフラッシュというか (さすがに「ロイヤル」はつけられない)、とにかく大当たり。今日、出撃したのは大正解。

ただ、雪と一緒に風も強くなったので、当然ながら関係者もゲストも「缶詰事件」の悪夢が気になるところ。実際、何度も場内放送で「減速運転や一時停止の可能性」に言及していた。ゲストの方も缶詰になってはかなわんと思ったのか、みんな早めに撤収した模様。おかげで、16:00 頃にはゲレンデがガラガラになってしまった。

2/21 の教訓を取り込んで、ゴンドラ乗り場に列ができはじめたら撤収しようと思っていたけれど、いつになっても列ができない。そこで、16:20 頃まで滑りまくったところで、「もう 1 本と思ったら引き上げ時」というルールに従って撤収。この時点でもゴンドラ待ち時間はゼロ。春休みの割に空いていたのもあるにしろ、みんな急いで引き上げちゃったんだねぇ…

幸い、下りのゴンドラは 10 分かそこらで無事にベースに到着したので、余裕綽々で着替えてマテリアルを乾かして、P14 + P11 編成の 338C で帰宅。

ところで。
「グルノーブル」に行ってみたら、以前と比較すると妙に斜度が緩く感じられたのだけれど、気のせいだろか ?


お昼頃は、まだこんなに視界があった。

これだけ積雪があれば、鐘を鳴らすのに紐は要らない。


午後になって吹雪きだしたら、ゲレンデからは人が消えていった。

スクールの混雑も、普段よりやや少なめ ?


「エンターテイメント」の滑り出し。誰がここにバリケードを作れといった ?

「ジジ」の最後にある斜面の上でコースが空くのを待っていたら、抱き合って突っ込んできたスノボちゃん。


ブロードウェイの滑り出し。吹雪が激しくなって、視界が悪い。

リフトに乗り合わせたカップル。吹雪に耐えられず、手で顔を覆って防戦中。

■ 2006/3/27 (晴) Day 34 : 富士見パノラマ

今月だけで富士パラは三回目。近くて安い GALA 湯沢と天秤にかけたけれど、「どうせ晴天の春スキーなら、眺めがいい方がよろしい」ということで富士パラに行った。だから、はなから雪質なんて考慮の外だったけれど、予想以上に悲惨なコンディションだった。朝のうちは一応ガリガリだった 22 日と違って、今日は朝からグズグズ。

とりあえず、センターゲレンデで 1 本。実は、ゴンドラステーションまでの横移動がかったるくて、センターゲレンデを滑り降りた勢いで横移動に楽をしようと考えたもの。なんたる横着ぶり。
リフトの上から、パトのスノーモービルが走っているのを見掛けた。その後ろから犬が走っていたけれど、あれが噂の「ガブ隊長」 ?

続いてゴンドラで上がって、バーン状態がいいうちにダウンヒルを大回り主体で流したけれど、やっておいて正解だった。その後は上の方でしばらく回していたら、そのエリアですらあっという間にボコボコのグズグズになってしまったぐらいなので、下の方は推して知るべし。
小一時間ほど滑った後で、アイスクリームを食べにベースに降りたら (山頂レストランにはアイスクリームやソフトクリームの類が見あたらない)、途中のコースはもうグチャグチャになっていた。ただし、「リンデンの壁」の右端だけ、日陰になっていたせいかガリガリ。

モブハウスで、お勧めの「信州富士見高原アイスクリーム」を食べて、またゴンドラで上に戻る。すでに上の方もボコボコで、うっかり暴走させて大転倒、板を両方とも外してしまった。おまけに、近くでレッスン中だったスクールの先生に「大丈夫 ?」と声をかけられて、さらに板まで拾ってくれるというおまけ付き。

疲れてたんただろうかと思い、山頂で早めの昼飯。その後は、また上の方で回していたけれど、至るところが不整地状態。ひとしきり滑ったところでベースに降りたら、ますますひどいことになっていた。「オリオン」でソフトクリームを食べてみたら、これもバーン状態と同様のグズグズ。もうちょっとシャキッとしてくれていると嬉しいのだけど。

その後、ゴンドラで上がり、上から下まで 1 本流したところで電池が切れて撤収。
天気がいい割には遠景に靄がかかっていて、いまひとつ鮮明でないのが惜しまれたところ。八ヶ岳はちゃんと見えたけれど富士山は駄目で、「富士不見パノラマリゾート」になってしまった (こら)。

帰りの中央高速で、「バッファロー便」のマークを付けたトラックが、猛牛のごとき走りをしていた。こちらがメーター読み 120km/h 出していたのに、さらに引き離していくのだからなにをかいわんや。


気配りの板洗浄桶。しかし、水を溜めたままでは、だんだんと硫安混じりの水になりはしないか。

いい天気なんだけれど、遠景はちょっと靄がかかっている。


ここが検定バーンだったのさっ ! (しつこい)

午後のアルパイン。この写真では、バーンのボテボテぶりが伝わってこないのが悔しい。


モブハウスで売っている、私的お勧めアイスクリーム。\250-。

山頂・コナシゲレンデのキッカー手前にある、スノボ廃物利用のベンチ。

■ 2006/3/22 (曇) Day 33 : 富士見パノラマ

本日は mixi のオフ会で富士パラに出撃。集合時間が 8:15 と指定されていたため、バッジテストのときよりさらに出撃時間を繰り上げた。4:50 起床、5:20 に出発、7:20 に八ヶ岳 PA、そこで少し時間を調整して、7:50 頃に現地到着。駐車場で「あのクルマかなー」と思って近くに駐めたらビンゴで、第一次集合に成功。

途中、八ヶ岳 PA 下り線の売店で富士パラのリフト割引券を売っていた。今日から春スキーシーズンで \3,500- だけれど、PA で買うと \3,300-。(ちなみに、上り線ではサンメドウズ大泉・清里のリフト券を売っている)

とっとと着替えて、まずはセンターゲレンデで数本ばかり足慣らし。朝方は 0 度ぐらいまで冷え込んでいたため、バーンはガリガリ。でも、昼間の状態を意識して板を選ばないと、後で苦労する。

合流に失敗して、連れの B さんがすでにゴンドラで山頂に上がってしまっていたと判明。そこでゴンドラに乗ってトップに上がる。首尾良く合流した後、山頂のコナシゲレンデからアルパインにかけてを、ペアリフトを使いながら何本か回す。途中、いったん下まで降りてからゴンドラで上がり直して、山頂レストランで休憩。そして、またゲレンデに。
そうこうしているうちに、モブの F さん (見てて惚れ惚れするようなショートターンだった !) も合流。さらに上の方で何本か回したところで昼飯。

ベースの標高が 1,000m ほど、山頂の標高が 1,700m ちょっと。これだけの標高差でも、標高による雪質の違いがある。山頂から 3km ダウンヒルを駆け下りると、アルパイン/ラーヂの合流地点から下で、雪質が重くなったのが分かる。すでにボテボテのグチャグチャになり始めているところを、ショート/ミドル主体で下りる。

またゴンドラで山頂に上がり、上部で回すパターンに戻る。その後でダウンヒルを降りてベースに向かったら、ますますボテボテになっていた。そこを、持参した DiMAGE A2 で動画撮影をやりながら下りる。午前中は貸切だったラーヂゲレンデが午後になって開いたので、そっちにも進出。

もはや、バーンに乗っているのは雪というよりぶっかき氷。とにかく粒子がやたらと大きい。だからむやみに重くてズレを使うのが難しいし、エッジのかかりも良くない (感触としては、シーズン初めの Yeti に似ている)。その代わりスピードは出にくいので、思い切ってトップコントロールで突撃してみたら、案外と滑りやすかった。もちろん雪面の凸凹を拾うのだけれど、AMC600 はこういう場面に強い。センターの太さが効いているのか、板が沈んでしまうこともない。こりゃあ、いい買い物をしたぞ。

下に降りて休憩。このとき、一緒にバッジテストを受けた地元の方と遭遇。
その後で、センターゲレンデで少し滑る。そこで「もう疲れたからここで滑る」という人と「ゴンドラでもう一発」というグループに分離。自分は後者で、再びゴンドラで上がった後は、トップコントロールのミドル/ロングターンで谷回りを長ーく取りつつ、ボテボテに荒れた斜面をぶっ飛ばす。途中、ボーゲンで滑っている人を何人か見掛けたけれど、このコンディションでは辛かろう。

疲れ果てて下に降りたところで終了。エアガンで板をきれいにして、クルマに戻って着替えた後、モブハウスで脚を休めつつ雑談。そして 16:40 頃に解散となった。ちょうどその頃から雨がパラつき始めて、その後はすっかり本降りになってしまった中央道を走りながら帰宅。

前回、見落としていた話。
「足湯」の前に、板を洗うための水道と桶を用意してあったのには感心した。この時期、どこでも硫安をバンバン撒くから、エッジの錆を防ぐためには水洗いや乾燥が重要。こういうところで気を効かせてくれるのはとても嬉しい。他所でも見習ってくれると嬉しい (特に家茶)。


駐車場で出動準備中。

ゲレンデ前に揃ったマテリアルと、怪獣さん。もっとも、左から 1 番目と 3 番目の板は他人のもの。


この景色が見られないと、富士パラに来る意味は半減してしまう。

リンデンの壁。朝のうちはフラットだったのだが…


夕方には天気が怪しくなって、山頂は人がいなくなった。

第 6 ペアリフト「アルタイル」の乗り場に出ている最後通告。これを無視すると、リンデンの壁を降りなければならない。初心者どころか、初級者にも辛いと思う。

■ 2006/3/20 (雪後晴後曇) Day 32 : NASPA

上野駅で新幹線を待っていたら、なんだか日本語が怪しいおばさんに捕まった。越後湯沢までの自由席の切符を見せて「このホームでいいのか」と訊くから「ここでいいんだけど、いま待っている場所のハコは指定席だから駄目」と説明したら、「このホームじゃない」と勘違いした様子。そのせいで、同じ話の押し問答で無限ループになってしまった。英語でなら説明できるけど、アジア系の外国語は知らんよ。
幸い、待っていた場所が 4 号車東京寄りだったので、強引に「乗ったら右側に行け」と押し通して済ませてしまった。その先がすぐに自由席の 3 号車だからこれで済んだけれど、これがもっと新潟寄りのハコだったら往生したところ。やれやれ。

そんなこんなで、P16 編成の 311C で NASPA に出動。富士パラ・GALA 湯沢と天秤にかけたけれど、富士パラは水曜日に行くし、GALA は何度も行っている。幸い、冷え込んで降雪が見込めそうだったので NASPA に賭けた。
この賭けは的中して、現地の天気は雪。ただし、強風で GALA 湯沢がクローズというおまけ付き。GALA に行っても、結局は振り替えで NASPA になったから同じことか。ちなみに、過去に GALA が強風閉鎖で振り替えたときは、NASPA もクワッドが全滅しているのが常だったのに、今日は全運転。完璧だ。

飛び石連休の中日で春休み中だからか、今日の NASPA は家族連れだらけ。さらに GALA からの振替組を加えて、意外と混んでいた。もう初級者というより初心者天国で、ボーゲンで曲がれない人や、曲がれずに直滑降で暴走している人も (危ない危ない)。たまに「上手い人がいるなー」と思うと、スクールの先生だったりする。
細長い板や派手なウェア、リアエントリーブーツもたくさん見かけた。なんだか、昔にタイムスリップした感じ。

午前中は強風で雪が吹き付ける天気。気温はさほど低くなかったけれど、この天気のおかげで、この時期のこの場所としてはまあまあの雪質。そんな状態で足慣らししてから早めの昼飯を食べていたら、だんだん晴れてきた。
そして、昼過ぎにはすっかり晴れ。気分爽快でよいけれど、雪がどんどん腐り、バーンは相当な重馬場になった。しかも人が多いから荒れる荒れる。もっとも、水曜日に出撃する予定の富士パラも同じような事態になると予想されるので、いい予行演習になったかも。

例によって、ポジションを低くとったショートターンを主体に、さまざまな滑りを G コースで練習。特に、得意のカービング系ミドルターンはビシバシ決まる。ただし、周囲に遅い人が多いので、コースがクリアーになるのを待つ時間がかかる。
A コースにも浮気してみたけれど、こちらの方がボテボテで荒れていたので G コースに逃げ帰った。最初はバーンが固かったので「DEMO 9 の方が良かったかな ?」と思ったけれど、あっという間に腐ったので AMC600 を持ってきたのは正解。富士パラでバッジテストを受検したときにも感じたことだけれど、AMC600 は腐れ雪で威力を発揮する。

途中、ブーツのバックルを全部、ガッチリ締めてみたら滑りがおかしくなった。最上部だけ 1 段緩めないと足首をちゃんと使えないらしい。と思って元に戻してみたら、滑りも元に戻った。やっぱり。(ということで、その辺の詳しい話は別館に書いた)

そうこうしているうちに、また曇ってきた。今日みたいな重馬場で滑ると、条件がいいときよりはるかに疲れる。そこで「オーロラ」に寄って、リフト券とセットのドリンク券を使い、アイスコーヒーを飲みながら休憩。\10,300- で「往復新幹線指定席 + リフト 1 日券 + ランチ券 + ドリンク券」という太っ腹のおかげ。

その後、A コースでしばらく回す。天気が良く、「オーロラ」のテラスに出ている人が結構いたので、その正面にある A コースはちょっとした "発表の場"。そこをショートターン、あるいはカービングのミドルターンで飛ばす。ボコボコに荒れていたけれど、AMC600 はしなやかに処理してくれるので、それなりに滑りやすい。これが HEAD の C130 だとヤワ過ぎて、ポンポン飛ばされて辛いところ。

最後に、第 3 クワッドで上がって G コースを数本回し、E コースを駆け下りて終了。G コースで最後にショートターンしたとき、板を走らせすぎて激しく後傾になり、久方ぶりに整地で転倒した (凹)。おまけに、昼間は良好だった E コースが、夕方にはガリガリになっていて焦った。

15:45 頃に撤収してダダダダと着替えて、16:05 のシャトルバスで駅に移動。これをひととおり書いた後で、17:05 発の 420C (M6 編成) で帰京。重馬場に構わずガンガン滑ったから、脚が痛くなっちゃったよ… (といいつつ、次の富士パラでもっと激しく滑ったのは秘密である)


平日の割には人が多かったベースエリア。

列をなして初級者コースに向かう御一行様。しばしば見られた光景。


昼飯を食べていた 11 時台後半、まだ外は吹雪いていた。

ところが、正午を過ぎるあたりから一挙に晴れに変化。


第 3 クワッド。いきなり晴れた様子が分かる。

1 月と比較すると、積雪量は 1m ほど減ったかな ? (2006/1/6 と比較してみて)


しまいには、こんなドピーカンになってしまった。

第 5 クワッド山頂の風速計と吹き流し。とにかく風が強い一日だった。


A コースと B コースの分岐付近に、キッカー、ボックス、レールが設置してあった。しかし、スノボ禁止の NASPA で、飛んだりこすったりする人がどれだけいるのだろうか ?

「オーロラ」のテラスは、A コースを眺める特等席。春の恒例・モーグルバーンもできていた。

■ 2006/3/14 (曇時々吹雪) Day 31 : GALA 湯沢

K49 編成の 405C で GALA 湯沢に出動。前日に「通路側」とリクエストしたら C 席しか空いていないといわれたけれど、その割には往復の新幹線はガラ空き。なんだか謎。春休みの割にゲレンデも空いていたけれど、こちらは例の缶詰事件が響いたのか ?

まずは中央エリアで足慣らし。ちょうど、天気が良くてカメラマンが出ていたので、エンターテイメントの滑り出しでショートターンしているところを撮ってもらった (「フォトゾーン」と表示しているところを通って滑ると、撮影してくれる)。1 ターン目でローテーションしすぎて失敗したと思ったら、後で確認した写真もその通りになっていた (苦笑)。

今回、久方ぶりに DEMO 9 3V を抱えて出動。12 月に HEAD の C130 から乗り換えたときには相当な性能差を感じたので、また同じかなと思ったら、何も問題なかった。ずらすのも切るのもひねるのも楽勝。以前には「ずらしにくいなー」と思ったのに、今回は何も問題がない。どうなっちゃったんだろう。

中央エリアで何本か滑った後に昼飯。その後で南エリアに行ってみたら、なぜかアイスバーン気味だったので数本流したところで退散して、北エリアに。こちらでは、以前にショートターンが破綻したブロードウェイを問題なく突破できたので、満足して中央エリアに引き返す。

休憩した後で中央エリアの鬼門・グルノーブルに突撃してみた。以前に、ここでショートターンが破綻してグチャグチャになったことが何度もある。一応圧雪したようだけれど、その上に新雪がふんわりと積もったナイスな状況。吹雪いていて視界は悪い。
そこをショートターンで滑り始めたら、なかなかいい感じ。スピードはそこそこに出ているし、板を横に向けすぎることもない。特に不安感もない。で、しばらく滑っているうちに「はて、出だしの緩斜面ってこんなに長かったっけ ?」。コース脇に寄って一時停止、ひょいと下を見てみたら、斜面の終わりがえらく近くにあった (爆)

後はひたすら、中央エリアで「低く ! 低く !」と号令をかけながらショートターンに磨きをかける。AMC600 でも問題ないのは先日の安比で確認済みだけれど、DEMO 9 3V の方が反発力が強い上によく走るので、ますます楽しい。
一度だけ、失敗して飛ばされてしまい「おっとっと」となったのは秘密。(でも、転倒しなかったもんね。最近ではさすがに、整地なら滅多に転ばなくなった)

天気の方はいい感じの冷え込みで、雪質もこの時期の湯沢としてはなかなか良好。だから出撃したのは正解だけれど、その分だけ足が冷えてしまい、最後には爪先の感覚がなくなりかけた。そこで、無理は禁物ということで 16:20 過ぎに撤収。まだシーズンは 2 ヶ月残っているので、ここで怪我でもしたらつまらない。
途中でしばらく吹雪いてくれたものの、コース脇に新雪が堆積するほどにはならなかったので、大好きな「ボフンボフン」ができなかったのだけが心残り。ま、いっか。

着替えて片付けた後で、写真を見に行った。撮影した連続写真を全部印刷して貼りだしてあり、その中から好みのものを印刷してもらったり、あるいはデータをもらったりする仕組み。しかし、データだけもらうのに 1 カット \1,000- は高いだろ。
自分が映っているカットは 11 枚あったけれど、さすがに \11,000- も出せない。そこで、格好良く映っている (当社比) カットだけ 3 枚、デジカメの CF にコピーしてもらった。その後は、毎度恒例・338C (P12 + P13 編成) で帰宅。

そうそう。最近、GALA 湯沢が改善したネタが 2 つあった。どちらも、クワッド「バルーシュ」に関連する話。

  • その 1。右端にある「スクール専用レーン」の表示が、「お一人様ならびにスクール専用レーン」に変えられた。おかげで、一人で行ったときのリフト待ちが激減した。(そういえば、ゴンドラ下り線にも「お一人様専用レーン」ができていた)
  • その 2。リフト係の人が乗車整理をやって、ちゃんとクワッドに 4 人乗せて出発するように工夫するようになった (以前だと、フル定員で出発する搬器はろくになかった)。Hakuba 47 なんかは以前からやっていることだけれど、「待ち時間を少なくするという姿勢を見せる」のは、混雑しているときの必須事項。後ろでたくさんの人が待っているのに、空きを残した搬器が出ていくのは馬鹿げている。


最初のうちは、まあまあの天気で視界も良好。

久しぶりに南エリアに足をのばしてみた。しかし、この「バットマン」の横移動は面倒でかなわん。


南エリアは、クワッド「ワゴネット」1 本でカバーしているのだから効率的。しかもガラガラ。

その「ワゴネット」のセーフティバーに付いている支柱のカバーが、なんだかイヤらしい形状をしている件について。
ちなみに、メーカーは東京索道。


中央エリアの「コーチ」は初級者お断り。

そりゃまあ、行き着く先がこの「グルノーブル」と、コブ斜面の「260 万ダラー」しかないのでは無理もない。


滑走写真・その 1。

滑走写真・その 2。

■ 2006/3/7 (曇後晴) Day 30 : 富士見パノラマ

05:15 にノソノソと起き出して、05:50 頃に自宅を出発。2 時間半ほどクルマを転がして、富士見パノラマに到着したのは 08:30 ちょっと前ぐらい。

わざわざ富士パラにやってきたのは、この日にバッジテストが予定されていたため。平日に検定をやってくれるところは少ないので貴重な存在。しかも、3/7 の検定はシーズン途中に追加された日程で、そのことを mixi で教えてもらったため、天候とニラメッコして出撃を決めたもの。晴れて気温が上がるという予報が出ていたので、ワックスも春雪仕様にしてガッチリ固めておいた。

まず、検定の申込をする。1 級は 100 番台、2 級は 200 番台のゼッケンなので、分かりやすい。いの一番に申し込んだので「201 番」。ただし、本番の検定ではスタート順のローテーションをしたので、自分が最初に滑ったのは大回りだけ。

申込を済ませてから、事前講習の集合時間まで 1 時間ほど余裕があったので、センターゲレンデで数本流しながら足慣らし。さらに検定バーンが設定されているシーダーゲレンデ (かつてはアザレアダウンヒルといっていた場所) にも行ってみた。そこそこに斜度があるのと、途中から落ち込んでいるのが要注意かな、と思った。

事前講習でいわれたことは基本的に 3 種類で、「手の位置を正しく保つ。そうすれば身体のポジションも良くなる」「上下動をしっかり使う」「股関節・膝・足首をしっかり使う」。
ただ、この辺の話を再確認するのに「じゃ、プルークボーゲンでやってみましょう」といわれて焦りまくった。いきなりパラレルターンから入ったせいで、不整地の次に苦手なのがプルークボーゲンだというのに (爆)

これまで、あまり上下動を使わずに、中間か低めのポジションを維持したままで滑る練習を多くやっていたので、ちょっと勝手が違う。これでペースが崩れた感じもあるけれど、ジャッジにウケる滑りをしてみせるのも演技のうちだからねぇ。

事前講習が終わった後、ベースのゲレ食でカレーを食べた (お約束ね)。
このとき、ゼッケンを付けっぱなしにしていたら、近くにいたおじさんが「バッジテストなの ?」と。それをきっかけにいろいろ話をしていたら、「ここは長野県連だからね。長野県のメンツにかけて、採点が厳しいんじゃないかなあ」と。うわー、日程ばかり気にしていて、そこまで考えが回らなかった YO!

なんだか事前講習で疲れてしまったので、時間ギリギリまでゲレ食でノンビリと脚を休めていた。そして、12:50 頃に集合場所に移動。点呼や検定員などの紹介をやった後、第 3 リフトで上がって、まずはインスペクション (下見) としてフリーで 1 本。平日で受検者が少なかったから、いろいろ気を使ってくれてありがたい。1 級のコブ斜面なんか、検定を始める前にスクールの人が総出できれいにしてた (!)

ところが、リフト配置の関係で、検定バーンを滑ったらそのままベースまで下りて、またリフトで上がってこないといけない。このサイクルに時間を食われるのと、受検者の数が少なかったのとで、上に戻るとたちまち滑る順番が来てしまって慌ただしい。

検定バーンは、大回り・小回り・総滑がシーダー、中回りだけアルパイン。つまり、中回りだけ斜度がグッと緩い設定になった。検定に常用しているはずのラーヂゲレンデを使わなかったのは謎。春雪でバーンがモコモコだから、難易度の設定を調整したか ?


検定バーンの場所はこんな感じ。

念のために書いておくと、100 点満点で採点して、合格点は 65 点。といっても、実際の採点にはそんなに幅がない。まずは検定員が考える「合格レベル = 65 点の滑り」があって、それよりいいところがあれば加点、まずいところがあれば減点、という感じ。だから、一般的な採点のレンジは 65±2 点ぐらい ?
採点は検定員 3 人の平均なので、たとえば「65, 65, 64」なら 65 点、「65, 64, 64」なら 64 点。4 種目の合計で 260 点取れていればいいので、何かの種目で 64 点でも、別の種目で 66 点取ればリカバリーできる。でも、66 点を取るには 3 人のうち 2 人が 66 点を出さないといけないから、これはかなり難しい話。

検定バーン : シーダーゲレンデ上部。硫安で固めた、比較的フラットな中斜面。
パラレルターン大回り (整地) : 65 点
カービングでぶっ飛ばしたら「暴走」とみなされて減点されそうだったので、スキッドさせながら丁寧に滑る。加点も減点もなし。ただ、ターン弧が横に間延びしすぎたかな。

パラレルターン小回り (整地) : 65 点
検定バーンの斜度がそこそこにあるので、「とにかく暴走するな」と念じながら 1 ターンずつ丁寧に滑る。暴走はしなかったけれど、1 人だけ減点が出た。後で理由を尋ねてみたら「ターンのリズムが乱れたところがあったから」との由。それって、途中から少しピッチを早めたのが裏目に出たってこと ? ううむ。

総合滑降 (整地) : 65 点
先日、安比で遊んだときと同じパターンで、スキッディングの大回りでスタート、斜度がきつくなったところで小回りを入れて、途中から中回りに抜け出して最後はもう一度小回り、という「プロジェクトもりだくさん」作戦。ところが、後で検定員の方に伺ったところでは「大回りから小回りに変化させると流れが途切れるから、リズム変化は中回りぐらいにする方がいい」と。そういうことは早くいって YO!

ここまでやったところで、全員でベースに下りてゴンドラでトップに移動。そこからコナシゲレンデをトロトロ降りて、アルパインゲレンデに。

検定バーン : アルパインゲレンデ中部。少し荒れた緩斜面。
パラレルターン中回り (整地) 65 点
この種目だけ場所が違うのはなんで、と思ったら、検定終了後の講評によると「バーン状態の違うところで対応能力をみた」との由。全般的に斜度が緩かったので、暴走の心配は皆無。
前半はやや荒れ気味、後半はいい状態で斜度が緩くなっていたので、前半はきっちりずらしてスピードコントロール、後半はちょっと遊んでトップコントロールで攻め込んでみた。それが功を奏したのか、この種目では加点してくれた検定員がいた。うしし。

終了後、1 級受検者は不整地種目のコブ斜面をやる。それの前走だけ見物した後、隣接するラーヂゲレンデを 1 本流してから、ベースまで駆け下りた。これで完全にくたびれてしまったので、板を外してエアガンで雪を落とし、モブハウスでアイスクリームを食べながら休憩。他の受検者の方や、ゲレンデから戻ってきたスノーモブの人と雑談。(ここで売っている地元製アイスクリームは、さっぱりしていて美味。お薦め)

4 時をしばらく回ったところで、スクール棟に移動。撮影に使ったビデオカメラが TV に接続してあったので、再生してみたら… なに、このスローモーな滑りは。
昨シーズンに撮ってもらった連続写真と比べるとフォームは良くなったと思うけれど、なにせスピードが遅い。「暴走厳禁。とにかく安定して確実に」と言い聞かせながら滑ったのは事実だけれど、こんなにノロノロ滑っていたとは。あちゃー。

ひとわたりビデオを見終わったところで、講評。講評では「2 級については、ちゃんと外脚を使った操作ができているかどうか、安定しているかどうかを中心に見ました」との由。これは自信があったけれど、それでもやはり不安はある。その後に「事務連絡」と続いて、「うわあ、それはいいから早く結果を聞かせてくれよ」と思ってしまった。そしてやっと、おもむろに「それでは、合格者を発表します」。

「2 級。ゼッケン 201 番、井上さん」

おっしゃあー !!!! (ついついガッツポーズ)

2 級は 5 人受検して 2 人合格。1 級は 6 人受検して 2 人だったかな ? 過去に行った検定もそうらしいけれど、かなり厳しくみている感じ。採点もなかなかシビアで、滅多に加点は出ていない。

合格者はバッジや合格証を受け取り、検定の模様を撮影したビデオを送ってもらう算段をして、最後に合格者で記念撮影。その後で検定員の D さんに「減点の理由」を尋ねて、モブハウスに立ち寄ってから撤収。あらためて採点をみると、首の皮一枚つながって合格した感じで、検定員 D さんには「精進してね〜」といわれてしまった (苦笑)

落ちたら木曜日に軽プリで再挑戦するつもりだったけれど、その必要はなくなった。なんというか、嬉しいというよりホッとした感じ。バッジを受け取ったときよりも、むしろ帰りのクルマの中で、ジワジワと嬉しさがこみ上げてきた。

よくよく考えると、朝の 9 時前から午後 5 時過ぎまでスキー場にいたわけで、こんな長丁場は珍しい。しかも、それから 6 速 MT をガチャガチャやりながらクルマで帰らないといけない。いつもの新幹線スキーと比べると、えらく疲れた。
天気が良かっただけに、硫安で固めた検定バーン以外は午後になると、もうボコボコ・ズルズル・グチャグチャ。こんな環境でまともに滑れれば、上達を実感できるだろうなぁ。


まずは、センターゲレンデで足慣らし。朝一番はガリガリ。

そのセンターゲレンデのトップにあった招き猫 (?)


シーダーゲレンデ脇にある、ハーフパイプの残骸。最近、パイプを作らないところが増えているらしい。

ゲレ食では「漬物サービス中」。だから、何か頼むと自動的に、小皿をひとつ付けてくれる。


第 3 リフトを降りたところから。八ヶ岳も見ているぞ。左下の黄色い旗が「検定中」の表示。

シーダーゲレンデ。中回りと 1 級の不整地以外は、全部ここでやった。


中回りの検定に使ったアルパイン。斜度は、はっきりいって緩い。

ただいま、中回りの検定中…


1 級の「不整地・小回り」をやる前に、コブに溜まった雪をきれいに取り除いているスクールの皆さん。

検定終了後、写真のラーヂゲレンデを 1 本流してから、下まで滑って戻る。しばらく前に、ここで師匠がシニア技術選に出場していたはず。

■ 2006/3/3 (晴ときどき吹雪) Day 29 : 安比高原

いやー、とにかく今日は、安比が掲げる「ゲレンデ品質」という言葉を実感できた。すばらしい。

「安比びいき」としては、盛岡に来て安比に寄らないのは損したような気になる。だから、三連戦の締めは安比に出撃。昨日の天候からいって、安比のコンディションも期待できると思った。盛岡で雪が降ったのだから、よもや雨なんてことはあるまい。
現地に着いてみたら、薄日が射しているイイ天気で、風もそれほど強くない。足元の雪は期待通りのサラッサラ。

さっそく支度をしてゲレンデに出る。準備を手早くやりすぎて、5 時間券のタイムリミットは 14:50 と早め。バスの時間を考えると微妙な時刻。
ただ、さすがに 3 日連続となると疲れが溜まっている様子。昨夜はよく寝たけれど、完全に回復したとはいいがたい。とりあえずゴンドラで上がって、ヤマバト→カッコウとつないで足慣らし、さらに第 2・第 3 リフトを乗り継いでハヤブサからベースに戻る。

そこで早めの昼飯。カレーはもう大半を制覇しているので、「創源」のチャーシュー麺にしてみた。細い麺とさっぱりした醤油味のスープ、やけくそのように載せられた大量のチャーシューがなかなか良い。さらに、景気づけにドリンク剤を 1 本。

満腹になったところでゴンドラに乗って、ザイラーロングへ。
いつも「練習練習」と意識すると楽しくなくなってしまうので、とりあえず上手に滑ろうという意識は捨てて、楽しく滑ろうと思った。ただし、前回に暴走して冷や汗をかかされた経験に鑑み、「飛ばすな、飛ばすな」と言い聞かせながらマッタリと滑る。さらにザイラークワッドに乗り継いでセカンド第 2、という毎度のパターン。

セカンド第 2 はお気に入りのコース。特に、最後の部分で幅広中斜面がドカーンと続くところが気に入っている。そこで一計を案じて「よし、検定の総合滑降をやるつもりで滑ってやろう」と考えた。ずっとロングターンばかり、あるいはショートターンばかりだと退屈するから。


問題の斜面 (これは 2005/1/24 の撮影)

まず、軽くスキッドさせたロングターンでスタート。スピードが乗ったところでぐっと姿勢を低くとってショートターンを数回。そこから抜け出して得意のミドルターンで飛ばす。ノリノリになってもう一度ショート、さらにカービングでロング。その勢いで再びショート。実に痛快。この日のベストランといってもいい仕上がりだった。ギャラリーは誰もいなかったけど。

この 1 本で、明らかにショートターンの質が変わったと思った。ベンディングで板を送り出してひねり回す感覚が分かったような気がしたので、忘れないうちにとビスタクワッドに乗り込んで、もう 1 本。今度は最初からポジションを低くとり、ターン弧を変えながらギュンギュン。なんかいい感じ。朝のうちに感じていた、なんとなく気だるい気分なんか吹っ飛んでしまった。

ただし、かなりくたびれたので、ビスタクワッド→セカンド第 1→第 2 ザイラー C とつないで、誰もいないコースでサラサラの新雪を舞い上がらせながらザイラーのベースに降りる。2 年前に「いい緩斜面だなあ」と思った "2C" は、今となっては真っ平らにしか見えない。
その、ザイラーのベースでソフトクリームを食べる (安比は乳製品がうまい)。ここではジンギスカンもやってるけれど、一人で食べても美味しくないからねぇ… 誰か付き合って (これこれ)

休憩後、ザイラーゴンドラで上がってハヤブサに。さすがにハヤブサ第 4 区間ではショートターンが怪しいものの、以前と比べると安定感が増したかな ? (以前と同じだなんていわないで…) そこで、これも毎度恒例の練習パターン、第 3 リフトでオオタカ第 3 区間をグルグル回す。平行するハヤブサより空いているのがよい。

ポジションを低くとって上下動を軽く援用しながら、「左右の荷重移動をしっかり」「押し出しよりもひねり主体の操作」「板をしっかり踏みつけてすっぽ抜けにしない」といったあたりを意識しつつショートターンをしまくる。なんかいい感じになってきたぞ、おい。
必要以上に板が横を向くこともないし、遅すぎないし、かといって暴走もしない。スピードが上がり過ぎたなと思ったら、ターン弧をちょいと深くして調整。ときどきリズムが乱れるのは、まあ御愛敬ということで (まてこら)

これまで、NASPA や GALA でスクールの先生にいわれてきたことが、急にかみ合ってきたような気がする。初めてパラレル大回りがマトモにできるようになったときと似た感じ。そういえば、あれは 2 年前に初めて安比に来たときのことで、場所はオオタカ第 2 区間だったっけ (遠い目)

この間、天気は晴れたり吹雪いたり。ちょうど「いい感じになってきたので、あと 1-2 本滑って終わりにしよう」と思っていたら吹雪になってしまったので、とっとと下に降りて、最後にベースの緩斜面で数本流して撤収。予定より 1 本早く 15:05 のバスで盛岡に戻る。

新幹線も予定より 1 時間繰り上げて J68+R2 編成の 3024B で帰京。盛岡からだと、<はやて> と <こまち> のどちらに乗っても同じことだけれど、<はやて> の方が先に入線するから、早く乗れて良い。


雨に祟られた前回とは一変して、なかなかいい天気。

まずはヤマバトをトローリと下りながら足慣らし。今日は、仙台の榴ヶ岡から東北学院の高校生が大量に来ていた。大砲でも撃ちそうな地名だなあ (違)


密かなお気に入り・カッコウコース。スノボ禁止だからバーンが荒れないし、空いている。

第 2 リフトにて。見てよ、この天気 !


小回り練習バーンと化したオオタカ第 3 区間。今の自分には、もっとも楽しい斜度。

珍しく、昼飯はチャーシュー麺。なかなかよい。


ゴンドラ山頂駅を出たところで。前は、こんな看板はなかったよ。ところで、中級者はどっちに行けばいいの ?

不倶戴天の宿敵 (苦笑) ザイラーロングコース。しかし、今日は比較的滑りやすかった。


ザイラークワッドからセカンドに向かう連絡路。天気がいい割には、岩手山は雲に隠れてしまって見えず。

セカンド第 2 上部から、まきばゲレンデ跡地を見下ろす。2 年前、ここで斜度が落ち込んでいるのをみて立ち竦んでしまい、5 分ぐらい滑り出せなかったのは秘密。


セカンド第 2 の最後にある「総合滑降バーン」(違)

ザイラーゴンドラにて。部分的に雲がかかると、そこが吹雪くらしい。だから、晴れたり吹雪いたりとコロコロ変わって忙しい。

■ 2006/3/2 (雪) Day 28 : 網張温泉 & 岩手高原

盛岡にお住まいの読者の方から、「ここは岩手で一番歴史がある。ぜひ行ってみて」と薦められていた網張温泉。その網張温泉スキー場の Web サイトに「大人一日券 30000」と書いてある件について。(まさか、1 日券が 3 万円 !?… って、単なる typo に突っ込むなよ)

それはともかく、ここは岩手高原と近い。岩手高原といえば、長めの中斜面が続いてクルージングに最適という、個人的に好みのスキー場。岩手県交通の Web サイトで調べてみたら、盛岡から網張に行くバスは岩手高原のセンターハウスに立ち寄ることが分かったので、バスの時間を勘案して、午前中に網張、午後に岩手高原というハシゴ作戦を立てた。

盛岡発 8:45 のバス (10 分近く遅れて来たが) に乗って、9:50 頃に網張に到着。昨日のたざわ湖と違って、センターハウスの横にバスをつけてくれるのが嬉しい (←しつこい)。最初からスキーウェアで出かけたので、靴を履き替えて板を出すだけでゲレンデに出られる。まずは午前券 \1,800- を買って、一気にリフトを 3 本乗り継いでトップに上がる。

時間が限られているので、上の方から順に滑ってこようと思ったけれど、双子林間コースの方に行くルートがよく分からなかったので作戦変更。まずはトドマツ→ミズナラと一気に流す。ミズナラの途中がちょっと急で、小回りのつもりが中回りになってしまったあたり、脚前のほどが知れる (凹)

ただ、雪質の方は今シーズン最高。サラサラの粉雪が圧雪されて、固すぎず、柔らかすぎないしっとりした味わい。コース端の非圧雪部分に突っ込んでも、雪が軽いから苦にならない。調子に乗ってしまい、同じルートでもう 1 回。

その後、トドマツ→スラローム→カラマツと流してベースに戻る。スラロームの途中も、ちょっときついかなと思った。時間に余裕があったので、基本動作を復習しようと思って第 1 リフト沿いのカラマツで何本か流したけれど、ここだけアイスバーン気味になっていて、イマイチ。一方、スラロームの方は半分だけ圧雪してあり、非圧雪部分を広く残していた。なかなか気が利いている。

もう一度、リフトを 2 本乗り継いで上がり、今度は白樺→カラマツとつないでベースに戻った。このときは白樺でショートターンがギュンギュン決まる。これで 12 時ちょっと前ぐらいになったので、撤収。
ベースの休憩所でコースマップを見てみたら、ミズナラの最大斜度は 35 度、スラロームの最大斜度は 37 度だと知ってのけぞった。ほんまかいな。

リフトはのろいペアリフトしかないし、ベースの施設もなんだかロコスキー場みたいでパッとしない。でも、コース内容や雪質はなかなか上級者好み。多分、尾瀬岩鞍が好きな人は、網張も好きになると思う。行きのバスで乗り合わせた地元のおっちゃんも、「網張の方がバラエティがあっていいね」と話していた。
上級者好み、のろいペアリフトばかり、妙に奥行きのあるレイアウト、中間部〜下部に急斜面を持つ構成、温泉… なんだか、朝里川温泉との共通項が多いように思える。海は見えないけど。


現地に向かう途中の道。確か、小岩井農場の先あたり。

なんとも素朴な感じのセンターハウス。


ベースの第 1 リフトとカラマツスロープ。意外と斜度がある。ファミリー向けの緩斜面はここより下、第 2 駐車場に向かうエリア。

第 1 と第 3 は、滑車の位置を変えられる、かつての分類だと甲種・乙種兼用特殊索道。でも、中間の第 2 リフトは兼用構造ではない。上と下だけ夏山兼用にして、意味あんの ?


トドマツの途中から。左手に分岐するとミズナラ、右手に分岐すると第 3 リフトの乗り場。いい感じの中斜面で、雪質は極上。

ミズナラの、もっとも急な部分。後で最急 35 度と知ってビビったけれど、そんなにあったかなあ ?


ミズナラの第 2 リフト沿いで、コース脇の新雪に突っ込んでシュプールをつけてみた… けれど、この写真だとよく分からん。

右手がスラローム、左手が白樺。


センターハウスのスクール受付に掲示されている、スタッフ一覧。私は、こういうことをするスクールは硬派じゃないかという偏見を持っている。

平日なのに駐車場は混んでいる… と思ったのは、単に狭いからかも知れない。


午後の部。

ちょっと休憩した後、12:15 のバスで岩手高原に移動。バス停で 3 つ目、時間にして 4-5 分程度。でもって料金は \240-。ちょっと高いような気がするけれど、需要が少ないから仕方ないか ?

岩手高原は、キャラクター的には安比と似ている直線番長・クルージング志向。ゴンドラを中軸に通して、その周囲にコースを多重配列したレイアウトは、安比、チャオ、サホロ、札幌国際などと似ている。ただし、ベースまで緊張感がある斜度が続くので、滑走感では安比より上かも。ゴンドラ 1 本で大半のコースにアクセスできるという効率の良さは、設計が新しいスキー場ならでは。

まず昼飯にカレーを食べてから、足慣らしに第 2 ペアで上がり、シャモニーの下半分を流す。さらにゴンドラに乗って、左端のカルガリーに。このコースがまた、自分ぐらいのレベルの人だと泣いて喜ぶ極上のクルージングバーン。しかも、左右のカーブや斜度変化が入り、さらに微妙に片斜面気味だったりうねりがあったりと、ほどほどに難しくなっている。

こうなるとショートターンでチマチマ滑るなんて面白くないので、ロングターンで飛ばす。ただ、バーンが固めで細かい凸凹が多かったので、脚がガクガクになった。エッジグリップが強い板じゃないと必要以上にズレてしまい、ちょっと辛い。雪はどんどん降っているのに、風のせいで雪付きが悪いのかな ? 「ずらし操作をついつい忘れてしまう」という理由で一時的に封印中の、DEMO 9 を持ってきた方が楽しめたかも。

もう一度ゴンドラで上がって、今度はシャモニーに。上の方は斜度があり、左右にカーブが続き、雪質は極上。ただし、途中から直線番長になり、バーンが固くなった。ほどほどに斜度変化があるのが救いか。そのシャモニーは途中で分岐しているので、そちらに向かい、高速ペアに滑りこむ。そして、スコーバレー第 2 を流してみた。こちらもまた直線番長だけれど、高速リフトがある分だけシャモニーの下半分より良い。

凸凹の上を飛ばして脚がガクガクになったので、いったん休憩。さらにゴンドラで上がり、出来心でスコーバレーの上半分、オフピステの部分に突っ込んでみたら、散々にやっつけられて転倒しまくり、雪まみれになった。まあ、下の方の斜度が緩くなったところで、板が浮力を発揮する感覚が少し分かったからいいか。そこからカルガリーにトラバースして、またベースまでロングターンでぶっ飛ばす。

といったところで、疲れが溜まってきたのと、そろそろバスの時間が気になってきたので、最後にゴンドラで上がってシャモニーを 1 本流して終了。15:19 のバスで盛岡に戻る。

今日はバーンが固めで、しかも微妙な凸凹が目立ったので疲れが倍加したけれど、新雪を圧雪したばかりのフラットバーンで大回り用の板を持ち込んでクルージングしたら、至福の楽しみを味わえると思う。クルージング好きの方は、ぜひとも岩手高原に。

そうそう。ここのゴンドラで、お客が乗り込もうとするときに係員が搬器のイスを確認して、濡れていると雑巾で拭いてから乗せているのには感心した。一方、噂に聞いていた「リフト降り場でのお辞儀」は見られなくて残念。
3 月から「春スキー料金です」とのことで、5 時間券が \2,000-。値下げしすぎて潰れてしまわないかと心配になる。大丈夫かいな。

もうひとつ、面白かったのがコインロッカー。\300- なのだが、出し入れ自由というのが素晴らしい。しかも、最後に「お帰りボタン」をを押すと \100- 返金される (この時点で、出し入れ自由でなくなる仕組み)。電子ロック式の GALA 湯沢は別として、出し入れ自由のコインロッカーなんて初めて見た。素晴らしい。


ねえねえねえ、このマークって可愛いと思わない ?

ベースから正面を見上げる。ゴンドラステーションは左手、正面のコースはシャモニー。見ての通りの一直線。


ペアリフトを降りたところから、シャモニーの上半分を。斜度変化はあるけれど、とにかく直線番長。

同じ場所からシャモニーの下半分を。下の方までそこそこの斜度が続いている。


空いていたので、ゴンドラは間引き運転中。使わない搬器は留置線に。搬器は安索・POMA・東急車輌の背中合わせ 6 人乗り。凸や八方でもおなじみ。

超画期的。スキー板×6 台に加えて、スノボも 2 台入れられるのだ。これなら搬器の中にスノボを持ち込まなくて済む。


カルガリー上部。カメラが斜めになっているわけではないのは、木が真っ直ぐ写っていることで分かるはず。この辺、かなりの片斜面なのだ。

カルガリー中部。この辺は直線番長。最後に左手に回り込んでベースに向かう。夏油高原の A-1 コースを、もうちょっと長く、きつくした感じか。


立派なソフトクリームだなあ、と思ったら、中は空洞だった (笑)

スコーバレー上部のオフピステ。雪質がいいせいでフカフカ。ファットスキーが欲しいところ。


人気のないセンターハウス 1 階。クルマで来た人はいきなり 2 階に行ってしまうから、コインロッカーやレンタル、スクールに用がある人以外は来ない。なんか薄暗くて、うら寂しい雰囲気なのが惜しい。

コンパクトで機能的にまとまったセンターハウス。よくよく見ると、外装がピンクなのね、これ。惜しいのは、ゴンドラステーションがちょっと離れているところ。

■ 2006/3/1 (吹雪のち雨) Day 27 : たざわ湖

たざわ湖は、以前から狙っていたスキー場のひとつ。ただ、盛岡より先にあるという場所柄、秋田新幹線が大雪で頻繁に止まっていたときには、リスクが大きすぎて行けなかった。大雪の状況が落ち着いてきたことと、寒波が戻ってきた (らしい) ことに乗じて出撃決定。

ただ、当日の東京は雨。駅まで数分間のためだけに傘を出すのは気が向かなかったので、雨が小降りだったこともあり、濡れながら歩いてしまった。ここで傘を出すと、そのあと一日中、濡れた傘という荷物が増えてしまうから。
駅に行ったら、ちょうど電車が出て行ってしまったところ。でも、4 分後に次が来る。6 時台に 4 分間隔で電車が走っている東京って… その後は特にトラブルもなく、R15 編成の 3001B (3001M) に。福島県内から、もう外は雪。車体に雪がパラパラ当たる音がするのは、冬場の新幹線の風物詩。

09:57 に田沢湖駅に到着、10:10 のバスでスキー場に。ところが、このバスがちょっとした食わせ物。「田沢湖スキー場前」バス停からスキー場まで、歩道もないような坂を登らされる。しかも、往路には駐車場の周囲をぐるっと迂回してしまい (他に道が見当たらなかったのだよ)、直線距離なら 150m もないバス停からスキーセンターまで 10 分もかかって、ヘトヘトになってしまった。
駐車場の整理を担当しているおばちゃんを見つけて訊いたら、建物の脇をショートカットする道をつけてあるというので、帰りはそちらを利用してみた。2-3 分で降りられたものの、かなりの急坂で、あれを登るのは大変だ。どっちにしても簡単じゃない。

そんなわけで、たざわ湖にはバスで行こうと思わない方がよさそう。バスを降りた後で苦労させられて、滑り始める前に疲れてしまう。クルマで行くか、近くに泊まって送迎してもらうのがよい。
(田沢湖畔では、わざわざ道を外れてレストハウスの前に乗り付けるのに、スキー場でそれをやらないのはどうかと思うぞ > 羽後交通)

肝心のスキー場はというと、先日の暖気で溶けた雪がアイスバーンになり、その上に湿雪がもっさり積もった、なかなかイヤらしいコンディション。しかも強風でリフトの搬器がグラグラ揺れていて、減速運転中。二度ばかり、運転中に強風で緊急停止してくれた。それでも、たざわ湖や安比だと根性出して運転するけれど、これが GALA 湯沢なら (以下略)

購入したリフト券は「ランチ de 6 時間」という妙な名称のもの (\3,300-)。6 時間券に 800 円分のランチ券が付いている。5 時間券でも \2,500- だから、昼飯のことを考えると、こちらの方が絶対にお得。
何が凄いって、設定時間を余して使い残した分は 1 時間単位で引換券にしてくれて、キャリーオーバーできること。それが 5 枚たまると 5 時間券に引き替えられる。なんか携帯電話の料金みたい。しかも今日の場合、「リフト終了時刻が 16:00 で、現時点ですでに 1 時間余るから」といって、最初から引換券をつけてくれた。どっちにしてもリピーターでないと意味ないけど、営業努力は買う。

とりあえず「銀嶺第 1 ロマンスリフト」なるペアリフトで上がって 1 本流してから、「銀嶺クワッド」で上がって、駒ヶ岳第 2 コースから白樺コースにトラバース。モサモサの新雪とアイスバーンが入り乱れて、急にスピードが上がったり落ちたりと、なかなか難しい。上の方の急斜面なんか、もうアイスバーンだらけの縞々模様で行く気がしない。

昼飯を食べた後、銀嶺クワッドを降りてから左方向に向かい、新設された「かもしかクワッド」と平行するコースをグルグル回す。「かもしかクワッド」の左右は人が少ないので、積もった新雪がノートラックで残っているところがたくさんあった。そこをロングターンでのんびり流す。雪が踏み荒らされていない上にコース幅が広く、しかも空いているので、これはなかなか気持ちがいい。

そんなに混雑するスキー場とも思えないのに、ペアリフトを 3 本ひっぺがして (注 : そのうち最上部のペアリフトは残っていたけれど、コースマップに載っていないから廃止だと思う) クワッドを新設するなんて、なんと豪気な… と思ったら、来年に予定している国体に備えた施設増強らしい。山頂に向かうペアリフトは配置を変えて乗り継ぎを改善、「銀嶺クワッド」も乗り場の高さを下げてレストハウスから滑り込めるようにするなど、いろいろ工夫している。

この頃から、雪というよりみぞれになってきて、ウェアが濡れてしまった。そこで、いったんレストハウスに戻ってソフトクリームを食べつつ休憩した後、「銀嶺クワッド」で国体コースと銀嶺ユートピアコースを 1 本ずつ流す。
いや、流してない。滑りは激しくギクシャクしていた。なにせどちらも非圧雪のモサモサ、しかも湿雪で重たいから、滑りにくいったらありゃしない。これがハイシーズンの安比なら話は別だけれど。(ついつい外脚に乗ってしまった、というのもある)

この頃にはすっかり、天気も雨交じりになってきてしまった。それで電池が切れてしまい、14:30 頃に撤収。ノンビリと後片づけをして、15:47 のバスで田沢湖駅に、16:58 発の 3028M (R5 編成) で盛岡に移動して終了。
寝不足とバスを降りた後の登りでくたびれてたし、決して易しいコンディションとはいえなかったから、こんなもんでしょ。満足してないけど。

いろいろ悪口も書いたけれど、初・中・上級のいずれにも対応できるコース内容、従業員の親切な応対ぶり、顧客満足のための工夫いろいろと、頑張って営業努力しているスキー場だと思った。こういうのを見ると応援したくなる。


銀嶺第 1 ロマンスリフト」というネーミングが古めかしい。

左手に独立している黒森山。非圧雪主体の上級バーンで、リフトが朝のうちしか動かない。


「銀嶺第 1」は、足かけ付きペアリフトという珍種。

銀嶺クワッドのイスはビニールレザー張りで、あまり冷たくないのが嬉しい。


最初のうちは吹雪きまくり。銀嶺クワッドの降り場にて。

駒ヶ岳第 2。意図的にコントラストを強めてみたので、アイスバーンのところだけ暗くなっているのが分かりやすいはず。


これも駒ヶ岳第 2。この先がちょっと落ち込んでいて、バーンがフラットなら楽しかったのに…

かもしかジュニア。ノートラックの新雪がたんまり残されていた、穴場の緩斜面。


かもしかジュニアの途中から山頂方向を。上の方はガスってるしアイスバーンだし、もう何がなんだか。

かもしかクワッドの降り場付近で。新雪がモフモフ。


国体コース。フラットに見えるけれど、実は重たい新雪でモコモコ。

銀嶺ユートピア。この先がちょっと落ち込んでいて、全区間がモコモコ。

たざわ湖スキー場といえば、案内表示を文字だけで済ませないのが特徴。まあ見てやってくださいな。


ゲレ食にて。

アンケートのコーナー。背後にあるボールを赤 (不満) か青 (満足) から選んで、その中にアンケート用紙を書いて入れる。そして、右側のボックスに入れる仕組み。結果はリアルタイムで出るけれど、このときにはひとつもボールが入っていなかった。


センターハウスから外に出るところ。この「スーツ姿のお姉さん」は至るところで出てくる。

ほら。ただし、どえらく痩せている。円い柱に巻かれているための錯覚ではなくて、本当に激やせしている。


珍しく「お姉さんの画」ではない。

これも。背広を着てホットワックスをかける人はいません YO!


銀嶺クワッドの乗り場にて。

その下に出ているのがこれ。クワッドは 1 回券が 2 枚必要なのだ (バカボン風に)。


左の看板は、「秋田」の雰囲気を出したつもりなんだろうか…

「銀嶺」という言葉がやたらと出てくるあたりに、昭和 40 年代のノリを感じる。当時の国鉄では、「○○銀嶺号」というスキー列車をいろいろ走らせていた。

最後に、新設のかもしかクワッドを。何の変哲もないクワッドかと思ったら、さすがに最新式だけあって、ひと味違ったのだ。ちなみに日本ケーブル製。


「お進みください」と表示する信号は、普通は「青灯」と「赤灯」が別々だけれど、ここはひとつの灯火で兼用している ! こちらは「赤灯」の状態。

こちらは「青灯」の状態。色の違う LED を 2 種類、一緒に装備して交互点灯させていると思われる。

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