書籍情報 : Windows 2000 セットアップガイド (絶版)
 

Windows 2000 セットアップガイド (絶版) (ISBN4-87966-981-4)
(株) 秀和システム 様 (日本語版)
Sharflat Music. Co., Ltd. 様 (韓国語版)
\2,600- (税別) 2000/2/23 発売
Windows 98 とは似て非なる新 OS、Windows 2000 のセットアップと環境設定、カスタマイズ、日常の運用などに関するノウハウと Q&A を、合計 300 項目以上集めた一冊。
Windows NT 3.1 以来、すべてのバージョンの Windows NT をデスクトップとサーバの両方で活用してきた著者の、蓄積されたノウハウの集大成がここにある。

また、巻末の「ローカル セキュリティ ポリシー・設定項目一覧表」や、「Windows NT 4.0 vs Windows 2000 管理ツール対応表」などの付録も見逃せない。

単色刷、400 ページ。

追記 (2001/1/25) :
この本は韓国語に完訳したものも出ていて、Sharflat Music. Co., Ltd. から発売中。お値段は 15,000 ウォン。


刊行後の追加情報

複数のネットワーク アダプタを使うときのヒント (2000/7/17 追加)
Windows 2000 では、ネットワーク アダプタを追加したり取り替えたりすると、[コントロール パネル]-[ネットワークとダイヤルアップ接続]の画面に、[ローカル エリア接続 n] (n は 2 以上、任意の自然数) というアイテムが増えていきます。

このままでは使っているアダプタの機種が分かりませんが、それぞれのアイテム上で右クリックして [名前の変更] を選択すると好きな名前に変更できるので、ネットワーク アダプタの機種と同じ名前に変更しておくと、後で便利でしょう。

また、Windows 2000 Server でアダプタを 2 枚取り付けてルータとして使っている場合、接続相手のネットワークの名前に変えるという手もあります。

[お気に入り] のインテリ メニューを解除する方法 (2000/4/25 追加)
Windows 2000 に標準添付される Internet Explorer 5.01 は、しばらく使っていると [お気に入り] がインテリ メニューと化し、使っていないショートカットはメニューを展開しないと表示されなくなります。しかも、[スタート] メニューのインテリ メニューを解除しても、こちらは解除されません。

どうしてもこの機能が邪魔だという場合は、以下のレジストリを修正します。

変更するレジストリ : HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Explorer\Main\FavIntelliMenus

変更内容 : デフォルトは "yes" なので、これを "no" に変更する

レジストリを書き替えた後で IE を起動すると、[お気に入り] メニューが最初から全展開した状態で表示されます。

誤記訂正 (2000/3/25 追加)
Ultra DMA/33 と Ultra DMA/66 のデータ転送速度に言及したくだりがありますが、これは "Mbit/sec" ではなく、"MB/sec"、つまり毎秒 33 M バイト、あるいは 66M バイトの間違いです。お恥ずかしい…

バインド オーダーの変更方法 (2000/3/24 追加)
バインド オーダーというのは、ネットワーク向けのサービスごとに、使用するプロトコルや、複数のプロトコルを併用する場合の優先順位を指定するものです。

Windows NT 4.0 の場合は [コントロール パネル]-[ネットワーク] の [バインド] タブで指定しましたが、Windows 2000 の場合は、[コントロール パネル]-[ネットワークとダイヤルアップ接続] を起動し、メニュー バーにある [詳細設定] メニューから [詳細設定] を選択すると、バインド オーダーの設定画面が現れます。ここで、順番を替えたり、チェック ボックスの ON/OFF でバインドの可否を指定できます。

Users グループの権限制限について (2000/3/10 追加)
Windows NT 4.0 と比べ、Windows 2000 の Users グループは、\WINNT フォルダ内のファイルに対するアクセスなどの制限が厳しくなっているため、アプリケーションの動作障害を引き起こす可能性があります。これを回避するには、
  • INTERACTIVE ユーザー (そのマシンでログオン中のユーザーのこと) を Power Users グループのメンバーにする
  • あるいは、個々のユーザー アカウントを全部 Power Users グループのメンバーにする
といった対策があります。

ポスペ使用時の問題点について (2000/3/10 追加)
さる筋からの情報によると、Windows 2000 上で PostPet を使用すると、設定情報がユーザーごとに保存されないそうです。ただし、メールの送受信はできるため、一人で専有している分には問題ないということのようです。

APM 使用時の電源切断について (2000/3/9 追加、2000/3/25 更新、2000/7/25 再更新)
本文にあるように、ACPI 対応と認識されない「標準 PC」でも、APM のレガシ デバイスを強引に追加すると、電源の自動切断が可能になります。しかし、BIOS セットアップの "POWER MANAGEMENT SETUP で Power Management を "Disabled" にしていると、この方法でも電源が落ちなくなるようです。

また、機種によっては、BIOS セットアップで Power Management を "Disabled" にすると、逆に ACPI 対応に化けるケースがあります (例 : NEC VALUESTAR VU47L)。
99 年以降にリリースされたマザーボードを使っている場合は、試してみてもいいかもしれません。この場合、Power Management が "Enabled" だと、逆に APM が優先され、ACPI 対応になりません。

AOpen AX63Pro のように、BIOS セットアップで "ACPI" と明記している場合は分かりやすいのですが、単に "Power Management" とある場合は、注意が必要です。

コラムの掲載ミス (2000/3/6 追加)
お恥ずかしい話ですが、初回印刷分にはレイアウト上のミスがあり、P78 に入るはずの「ONE POINT」が、前のページに食い込んできてしまいました。P77 にある「ONE POINT」は、本来は次のページのものです。2 刷より修正されました。

マルチ ブート環境構築の三原則 (2000/3/2 追加)
複数のマイクロソフトの OS を一台のコンピュータにセットアップしてマルチ ブート環境を構築する場合、以下の原則を守れば、まず問題なくできます。
  1. 古い OS から先に。MS-DOS -> Windows 9x -> Windows NT/2000 の順に。また、同じ系統の OS 同士なら、古いバージョンから先に。Windows NT と Windows 2000 なら、Windows NT が先。
  2. 複数言語を混用する場合は、1 バイト圏の製品が先。英語版と日本語版なら、英語版が先。
  3. 少なくとも、C: ドライブのファイル システムは、すべての OS でアクセス可能なものにすること。

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